− NetGenesis SuperOPTシリーズ 設定ガイド −
ProxyDNS機能について

ProxyDNS機能とは「DNSサーバーの代理応答を行う」機能です。
この機能を使用することにより、接続先のDNSサーバーのIPアドレスが変わっても、パソコン側のDNSサーバーの設定を変更する必要がなくなります。
ProxyDNS機能を使用する場合・使用しない場合の違いについては、以下を参照して下さい。
以下、パソコンのTCP/IP設定を「IPアドレス自動取得」に設定した例です。

《 ProxyDNS機能を使用する場合 》
ProxyDNS機能を使用するためには、パソコンのDNSサーバーのIPアドレスを192.168.0.1(NetGenesisのLANポートIPアドレス)に設定します。
IPアドレス自動取得のパソコンの場合、NetGenesisのDHCPサーバー設定の「WAN側から取得したDNS情報を優先する」のチェックを外すことが必要です。
(チェックを外した後、設定の更新・再起動を行う必要があります。)
DHCPサーバー設定を変更した場合(「WAN側から取得したDNS情報を優先する」のチェックを外した場合)、パソコンのIPアドレス解放/再取得(またはパソコン再起動)が必要です。
NetGenesisの接続先
(PPPoEクライアント)
NetGenesisが保持している
DNSサーバー
パソコンのDNSサーバー
プロバイダ aaa.aaa.aaa.aaa
プロバイダから自動取得。
192.168.0.1

接続先をフレッツスクウェアへ
切り替える。(設定の更新)
192.168.0.1
フレッツスクウェア bbb.bbb.bbb.bbb
フレッツスクウェアから自動取得。
192.168.0.1

接続先をプロバイダへ
切り替える。(設定の更新)
192.168.0.1
プロバイダ aaa.aaa.aaa.aaa
プロバイダから自動取得。
192.168.0.1
 1) パソコンのDNS名前解決要求は、常に「NetGenesis:192.168.0.1」に対して行う。
 2) NetGenesisは「プロバイダ接続の際はDNSサーバー:aaa.aaa.aaa.aaa」へ、「フレッツスクウェア接続の際はDNSサーバー:bbb.bbb.bbb.bbb」へDNS名前解決要求を行う。
 3) NetGenesisがDNS名前解決の結果をパソコンに通知する。
 
接続先が変わっても、パソコン側の設定は変更する必要無し。
(接続先が変わっても、パソコン側はDNSサーバーの設定を意識する必要がない。)

《 ProxyDNS機能を使用しない場合 》
NetGenesisのDHCPサーバー設定の「WAN側から取得したDNS情報を優先する」にチェックが入った状態、またはパソコンのDNSサーバーのIPアドレスに「プロバイダのDNSサーバーのIPアドレス」が設定された状態です。
NetGenesisの接続先
(PPPoEクライアント)
NetGenesisが保持している
DNSサーバー
パソコンのDNSサーバー
プロバイダ aaa.aaa.aaa.aaa
プロバイダから自動取得。
aaa.aaa.aaa.aaa
NetGenesisのDHCPサーバーから自動取得。

接続先をフレッツスクウェアへ
切り替える。(設定の更新)
aaa.aaa.aaa.aaa
フレッツスクウェア bbb.bbb.bbb.bbb
フレッツスクウェアから自動取得。
aaa.aaa.aaa.aaa (※)
 1) パソコンのDNS名前解決要求は、「プロバイダのDNSサーバー:aaa.aaa.aaa.aaa」に対して行う。
 2) NetGenesisの接続先をフレッツスクウェアへ変更した場合、DNSサーバーは「bbb.bbb.bbb.bbb」なので、パソコンからフレッツスクウェアへ接続することはできない。(※の状態)
 
フレッツスクウェアへ接続するためには、パソコン側でIPアドレス解放/再取得(またはパソコン再起動)を行う必要がある。


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