セキュリティポリシー
NetGenesisを使用してインターネットへ接続している場合、WAN側からLAN側(NetGenesis)へ送られてくるIPフレームの「送信元IPアドレス」が「プライベートIPアドレス(※)」ということは通常ありえません。
よって、このようなIPフレームは「不正なIPフレーム」と判断されます。
また、LAN側からWAN側へ送られたIPフレームの「宛先IPアドレス」が「プライベートIPアドレス(※)」ということもありえませんので、「不正なIPフレーム」と判断されます。
 ※ ここでいう「プライベートIPアドレス」とは、NetGenesisのLAN内のIPアドレスも含まれます。
これら不正なIPフレームを遮断し、IPアドレス スプーフィング(なりすまし)を防止します。

以下、プロバイダからグローバルIPアドレスxxx.xxx.xxx.200 〜 xxx.xxx.xxx.207(/29・8個)を取得していると仮定します。
 
注意事項

■「ファイアウォール設定」画面で「設定されていないIPフレームは透過する」を選択して下さい。

■本設定例は、NetGenesisの動作モード設定(WANポートの設定)のPPPoE1を「PPPoEクライアント・IPアドレス自動取得」または「IPアドレス固定(1〜16個)」に設定した場合の設定例です。
「DHCPクライアント(IPアドレス自動取得)に設定した場合や、「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)」に設定した場合は、以降のファイアウォール設定例中の「PPPoE1」を「wan」と置き換えて設定して下さい。

追加するフィルタ

目的

追加 1
 Action CUT(遮断)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. 10.0.0.0/8 Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
WAN側→LAN側方向の通信で、発信元IPアドレスがクラスAのプライベートIPアドレスの通信は遮断します。
追加 2
 Action CUT(遮断)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. 172.16.0.0/12 Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
WAN側→LAN側方向の通信で、発信元IPアドレスがクラスBのプライベートIPアドレスの通信は遮断します。
追加 3
 Action CUT(遮断)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. 192.168.0.0/16 Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
WAN側→LAN側方向の通信で、発信元IPアドレスがクラスCのプライベートIPアドレスの通信は遮断します。
追加 4
 Action CUT(遮断)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. 10.0.0.0/8 AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
LAN側→WAN側方向の通信で、宛先IPアドレスがクラスAのプライベートIPアドレスの通信は遮断します。
追加 5
 Action CUT(遮断)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. 172.16.0.0/12 AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
LAN側→WAN側方向の通信で、宛先IPアドレスがクラスBのプライベートIPアドレスの通信は遮断します。
追加 6
 Action CUT(遮断)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. 192.168.0.0/16 AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
LAN側→WAN側方向の通信で、宛先IPアドレスがクラスCのプライベートIPアドレスの通信は遮断します。
追加 7
 Action CUT(遮断)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. xxx.xxx.xxx.200/29 Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
WAN側→LAN側方向の通信で、発信元IPアドレスがプロバイダから取得したグローバルIPアドレスの通信は遮断します。
追加 8
 Action CUT(遮断)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. xxx.xxx.xxx.200/29 AND/OR
 Port No.:  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : any Flags −(未設定)
LAN側→WAN側方向の通信で、宛先IPアドレスがプロバイダから取得したグローバルIPアドレスの通信は遮断します。

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