SYSLOG送出フォーマット

NetGenesisが送出するSYSLOGメッセージ(情報)の送出フォーマットについて説明します。

SYSLOGが開始されると、SYSLOG表示ソフトウェアで以下のメッセージ(※)が表示されます。
  NWG  V4.xxx    Syslog start.
 ※ 上記のメッセージはNetGenesisの設定更新・再起動後や、NetGenesisの電源を入れ直した場合に表示されます。
  また、先頭の "NWG" の部分はNetGenesisの機種名によって異なります。

NetGenesisが送出するSYSLOGメッセージは、1つのメッセージが「:」記号によって3カラム以上に分割されています。
 1カラム目     2カラム目     3カラム目
 
12-3.SYSLOGの設定 へ戻る

1カラム目

1カラム目に出力される文字列は、以下のいずれかです。

SYS NetGenesisのシステムに関連したメッセージであることを示します。
WAN NetGenesisのWANポートに関連したメッセージであることを示します。
S03 仮想シリアルポート1(PPPoE ポート1・セッション1)に関するメッセージであることを示します。
S04 仮想シリアルポート2(PPPoE ポート2・セッション2)に関するメッセージであることを示します。
WLS NetGenesis SuperOPTAirの無線LAN機能に関連したメッセージであることを示します。
LAN NetGenesisのLAN(HUB)ポートに関連したメッセージであることを示します。
(NetGenesis SuperOPT-GFive でのみ出力されます。)
 
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2カラム目

2カラム目に出力される文字列は、以下のいずれかです。

DHC 3カラム目はDHCPクライアント関連のメッセージであることを示します。
DMZ 3カラム目はDMZ関連のメッセージであることを示します。
DNS 3カラム目はDNS関連のメッセージであることを示します。
NTP 3カラム目はSNTP関連のメッセージであることを示します。
MSQ 3カラム目はIPマスカレード関連のメッセージであることを示します
POE 3カラム目はPPPoE関係のメッセージであることを示します。
PPP 3カラム目はPPP関係(PPPoEセッションステージ含む)のメッセージであることを示します。
TIM NetGenesisのカウンタ(時計)が調整されたことを示します。
調整された時間が3カラム目に示されます。
11B 3カラム目はIEEE 802.11b (NetGenesis SuperOPTAir の無線LAN機能) 関連のメッセージであることを示します。
PHY 3カラム目はNetGenesis SuperOPT-GFive のリンク動作に関連するメッセージであることを示します。
(空欄) 3カラム目は上記以外のメッセージであることを示します。
 
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3カラム目

3カラム目以降に出力される文字列は1カラム目、2カラム目の内容により変化します。
   SYS:TIM:で出力されるメッセージ
SYS:DNS:で出力されるメッセージ
SYS:NTP:で出力されるメッセージ
WAN:DHC:で出力されるメッセージ
WAN:   :で出力されるメッセージ
  WANまたはS03・S04:DMZ:で出力されるメッセージ
  WANまたはS03・S04:MSQ:で出力されるメッセージ
S03またはS04:   :で出力されるメッセージ
S03またはS04:POE:で出力されるメッセージ
S03またはS04:PPP:で出力されるメッセージ
  WLS:11B:で出力されるメッセージ
(NetGenesis SuperOPTAir)
  WANまたはLAN:PHY:で出力されるメッセージ
(NetGenesis SuperOPT-GFive)
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SYS:TIM:で出力されるメッセージ

NetGenesisのカウンタ(時計)に関連するメッセージです。

  Adjust time.(xx:xx:xx)
  NetGenesisのカウンタ(時計)が調整されたことを示します。
このメッセージは「NetGenesisの設定」画面で、[時刻設定]が行われたときに表示されます。
  また、xx:xx:xxは調整後の時間を示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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SYS:DNS:で出力されるメッセージ

NetGenesisのProxyDNS機能に関連するメッセージです。

  Auto DNS Connect start.(S0x)
   x = 3:仮想シリアルポート1(PPPoE ポート1・セッション1)
 x = 4:仮想シリアルポート2(PPPoE ポート2・セッション2)
  NetGenesisのAutoDNS機能による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
  (WANポートの動作モードが「PPPoEクライアント」で、かつ「回線接続方法の設定」が「自動接続」の時。)
  また、本メッセージは「PPPoEクライアント設定」画面の「プライマリDNS」〜「フォースDNS」が全て空欄で、かつ「WAN側から取得したDNS情報を優先する」にチェックが入っている場合に表示されます。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  XXXXXX name server address changed.(xxx.xxx.xxx.xxx)
  XXXXXX = Primary、Secondary、Third、Fourth
  NetGenesisが名前解決するために必要なDNSサーバーのIPアドレスが変更となった(CATVのDHCPサーバーやPPPoEサーバーから自動取得した)ことを示します。
  また、取得したDNSサーバーのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  XXXXXX name server address established.(xxx.xxx.xxx.xxx)
  XXXXXX = Primary、Secondary、Third、Fourth
  NetGenesisが名前解決するために必要なDNSサーバーのIPアドレスが、正常に設定されたことを示します。
  また、設定されたDNSサーバーのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Could not resolved, Incorrect response. (Server failure)
  指定したDNSサーバーで名前解決に失敗したことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Could not resolved, Incorrect response. (Name error)
  NetGenesisが要求した問い合わせ対象の名前が、指定したDNSサーバーに存在しないことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Could not resolved, Incorrect response. (Not Implemented)
  指定したDNSサーバーが、再帰要求問い合わせをサポートしていないことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Could not resolved, Incorrect response. (Refused)
  指定したDNSサーバーが、名前解決要求を拒絶したことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Could not resolved, Incorrect response. (Bad Domain name)
  指定したDNSサーバーが問い合わせに対して、「指定されたドメイン名が存在しない」という応答を返してきたことを示します。
  NetGenesisの設定の中で、ホスト名を指定すべきところに、不完全なホスト名を指定した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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SYS:NTP:で出力されるメッセージ

NetGenesisのSNTPクライアント機能に関連するメッセージです。

  Adjust time.(xx:xx:xx)
  NetGenesisがSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得できたことを示します。
  また、SNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報をxx:xx:xxで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Could not synchronized, server not ready.
  SNTP/NTPサーバーの準備がまだ完了していないため、NetGenesisが時刻情報を取得できないでいることを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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WAN:DHC:で出力されるメッセージ


NetGenesisのDHCPクライアント機能に関連するメッセージです。

  Renew the subnet mask (xxx.xxx.xxx.xxx).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからサブネットマスクを取得できたことを示します。
  また、DHCPサーバーから取得したサブネットマスクをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Renew the Router address (xxx.xxx.xxx.xxx).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからゲートウェイアドレスを取得できたことを示します。
  また、DHCPサーバーから取得したゲートウェイアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Renew the DNS server address (xxx.xxx.xxx.xxx).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからDNSサーバーアドレスを取得できたことを示します。
  また、DHCPサーバーから取得したDNSサーバーアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
 
 ※ CATV局に複数のDNSサーバーが用意されている場合、以下のように、このメッセージが複数行(最大4行)表示されます。(以下はプライマリDNSサーバー、セカンダリDNSサーバーの2つのDNSサーバーを取得した例です。)
 
 Renew the DNS server address (xxx.xxx.xxx.xxx).
 Renew the DNS server address (xxx.xxx.xxx.xxx)
.
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Renew the Domain Name : xx.....xx
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからドメイン名を取得できたことを示します。
  また、DHCPサーバーから取得したドメイン名をxx.....xxで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Renew the IP address (xxx.xxx.xxx.xxx). Renew the lease time (yy:yy:yy).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからIPアドレスを取得できたことを示します。
  また、DHCPサーバーから取得したIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示し、そのIPアドレスのリース時間をyy:yy:yyで示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  IP address (xxx.xxx.xxx.xxx) successfully released.
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーから取得したIPアドレスのリース延長を、何らかの理由でできなかったことを示します。
  また、解放されたIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」で出力されます。

  Non DHCPOFFER message from server.
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからIPアドレスを取得できなかったことを示します。
  (WAN側DHCPサーバーが応答を返さなかった場合等。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで出力されます。

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WAN:   :で出力されるメッセージ

NetGenesisのWANポートに関連するメッセージです。

WANポートの動作モードがIPアドレス変換有効の場合にのみ表示されます。
 
  IP Masquerade session table full.
  NetGenesisはIPマスカレード(IPアドレス変換)機能において、最大2048セッション(※)をサポートします。
   このセッションを管理するテーブル数が、最大値(2048)に達したことを示します。
 
 ※ 以下の動作モード(IPアドレス変換有効)でのみ表示されます。
   ・DHCPクライアント IPアドレス自動取得
 ・IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個) 対象:WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス
   メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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WANまたはS03・S04:DMZ:で出力されるメッセージ

NetGenesisのDMZホスト機能に関連するメッセージです。

WANポートの動作モードがIPアドレス変換有効で、かつ「DMZホスト機能を使用する」設定の場合(DMZホスト制御を行った時等)に表示されます。
 
  WAN WANポートの動作モードが「DHCPクライアント・IPアドレス自動取得」(IPアドレス変換有効)または「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)」(IPアドレス変換有効)の場合に表示されます。
      動作モードが「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)」で、かつ変換IPアドレスが複数の場合、「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が本メッセージの対象となります。
 
  S03 WANポートの動作モードがPPPoEクライアントで、PPPoE セッション1の動作モードが「IPアドレス自動取得」(IPアドレス変換有効)または「IPアドレス固定(1〜16個)」(IPアドレス変換有効)の場合に表示されます。
(仮想シリアルポート1)
      動作モードが「PPPoE セッション1 IPアドレス固定(1〜16個)」で、かつ変換IPアドレスが複数の場合、「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が本メッセージの対象となります。
 
  S04 WANポートの動作モードがPPPoEクライアントで、PPPoE セッション2が有効の場合に表示されます。
(仮想シリアルポート2)

  ON(Host IP : xxx.xxx.xxx.xxx, Remain time : yy:yy:yy)
  DMZホスト機能が有効になったことを示します。
  このメッセージは「DMZホスト制御」画面で「有効」ボタンが押されたことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxx は転送先(DMZ HOST)IPアドレスを示し、yy:yy:yy は制限時間(残り時間)を示します。
  (yy:yy:yy が --:--:-- の場合は無制限。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  RENEW(Host IP : xxx.xxx.xxx.xxx, Remain time : yy:yy:yy)
  DMZホスト機能の制限時間延長が行われたことを示します。
  このメッセージは「DMZホスト制御」画面で「延長」ボタンが押されたことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxx は転送先(DMZ HOST)IPアドレスを示し、yy:yy:yy は制限時間(残り時間)を示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  OFF(User request)
  DMZホスト機能が無効になったことを示します。
  このメッセージは「DMZホスト制御」画面で「無効」ボタンが押されたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  OFF(Time expired)
  制限時間満了によって、DMZホスト機能が無効になったことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  aaaa(bbb.bbb.bbb.bbb,ccccc -> ddd.ddd.ddd.ddd(eee.eee.eee.eee),fffff)
  DMZホスト機能によって、WAN側から通信が開始されたIPフレームが、LAN側転送先(DMZ HOST)IPアドレスへルーティングされたことを示します。
  aaaa はプロトコル(TCP、UDP、ICMP)を示します。
  bbb.bbb.bbb.bbb は発信元のIPアドレスを、ccccc は発信元のポート番号を示します。
  ddd.ddd.ddd.dddは宛先のIPアドレスを、eee.eee.eee.eee は転送先(DMZ HOST)IPアドレスを、fffff は宛先ポート番号を示します。
  (プロトコルがICMPの場合、ポート番号は非表示。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
 ※上記メッセージは通信開始IPフレーム受信時のみ表示します。

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WANまたはS03・S04:MSQ:で出力されるメッセージ

NetGenessのIPマスカレード機能に関連するメッセージです。

WANポートの動作モードがIPアドレス変換有効(IPマスカレード変換)の場合にのみ表示されます。
 
  WAN WANポートの動作モードが「DHCPクライアント・IPアドレス自動取得」(IPアドレス変換有効)または「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)」(IPアドレス変換有効)の場合に表示されます。
      動作モードが「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)」で、かつ変換IPアドレスが複数の場合、「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が本メッセージの対象となります。
 
  S03 WANポートの動作モードがPPPoEクライアントで、PPPoE セッション1の動作モードが「IPアドレス自動取得」(IPアドレス変換有効)または「IPアドレス固定(1〜16個)」(IPアドレス変換有効)の場合に表示されます。
(仮想シリアルポート1)
      動作モードが「PPPoE セッション1 IPアドレス固定(1〜16個)」で、かつ変換IPアドレスが複数の場合、「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が本メッセージの対象となります。
 
  S04 WANポートの動作モードがPPPoEクライアントで、PPPoE セッション2が有効の場合に表示されます。
(仮想シリアルポート2)

  Discard packet. aaaa(bbb.bbb.bbb.bbb,ccccc, -> ddd.ddd.ddd.ddd,eeeee)
  WAN側から通信が開始されたIPフレームが、IPマスカレード(IPアドレス変換)機能によって破棄されたことを示します。
  DMZホスト機能が有効の場合、WAN側から通信が開始されたIPフレームが転送先(DMZ HOST)IPアドレスへ転送されるため、本メッセージは表示されません。
  aaaa はプロトコル(TCP、UDP、ICMP)を示します。
  bbb.bbb.bbb.bbb は発信元のIPアドレスを、ccccc は発信元のポート番号を示します。
  ddd.ddd.ddd.ddd は宛先のIPアドレスを、eeeee は宛先ポート番号を示します。
  (プロトコルがICMPの場合、ポート番号は非表示。)
  メッセージは「LOG_WARING」のメッセージタイプで送出されます。

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S03またはS04:   :で出力されるメッセージ

NetGenesisの仮想シリアルポートの回線接続/切断に関連するメッセージです。

S03(仮想シリアルポート1)は「PPPoE ポート1・セッション1」を、S04(仮想シリアルポート2)は「PPPoE ポート2・セッション2」を示します。
 
  [CONNECT REQ] ICMP(TYPE=xxx) frame received, yyy.yyy.yyy.yyy -> zzz.zzz.zzz.zzz
  ICMPフレーム受信による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   xxxはICMPのタイプを、yyy.yyy.yyy.yyyは発信元のIPアドレスを、zzz.zzz.zzz.zzzは宛先のIPアドレスを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] TCP frame received, www.www.www.www(xxx) -> yyy.yyy.yyy.yyy(zzz).
  TCPフレーム受信による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   www.www.www.wwwは発信元のIPアドレス、xxxは発信元のポート番号、yyy.yyy.yyy.yyyは宛先のIPアドレス、zzzは宛先のポート番号を示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] UDP frame received, www.www.www.www(xxx) -> yyy.yyy.yyy.yyy(zzz).
  UDPフレーム受信による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   www.www.www.wwwは発信元のIPアドレス、xxxは発信元のポート番号、yyy.yyy.yyy.yyyは宛先のIPアドレス、zzzは宛先のポート番号を示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] Other protocol(xxx) frame received, yyy.yyy.yyy.yyy -> zzz.zzz.zzz.zzz
  IPヘッダ中のプロトコルフィールドで、ICMP、TCP、UDP以外のパケット受信による回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   xxxはプロトコル番号を、yyy.yyy.yyy.yyyは発信元のIPアドレスを、zzz.zzz.zzz.zzzは宛先のIPアドレスを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] Manual connect request received.
  「PPPoEポート情報・制御」画面で、[接続]ボタンが押されたことによって回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [DISCONNECT REQ] Non activity timer expired.
  無通信タイマー(送信無通信時間・受信無通信時間 / 無通信自動切断の設定)が、満了したことによって回線切断シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [DISCONNECT REQ] Manual disconnect request received.
  「PPPoEポート情報・制御」画面で、[切断]ボタンが押されたことによって回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Connect successfully.(xx:xx:xx)
  回線が接続されたことを示します。
  xx:xx:xxは、回線が接続されたときの時間を示します。
  xx:xx:xxの表示が 「--:--:--」の場合、NetGenesisの時計が設定されていないことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Disconnect successfully, duration xx:xx:xx.(yy:yy:yy)
  回線が相手から切断されたとき、回線接続に失敗したとき、または回線切断シーケンスが完了したときに出力され、yy:yy:yyがそのときの時間を示します。
  yy:yy:yyの表示が「--:--:--」の場合、NetGenesisの時計が設定されていないことを示します。
  また、xx:xx:xxは、回線が接続されてから切断された時までの経過時間を示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  IP Masquerade session table full.
  NetGenesisはIPマスカレード(IPアドレス変換)機能において、最大2048セッション(※1・※2)をサポートします。
   このセッションを管理するテーブル数が、最大値(2048)に達したことを示します。
 
 ※1: PPPoE セッション1とセッション2の合計で最大2048セッションとなります。
 ※2: 以下のPPPoE動作モード(IPアドレス変換有効)でのみ表示されます。
   ・PPPoE セッション1 IPアドレス自動取得
 ・PPPoE セッション1 IPアドレス固定(1〜16個) 対象:WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス
 ・PPPoE セッション2 IPアドレス自動取得
   メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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S03またはS04:POE:で出力されるメッセージ


NetGenesisのPPPoEクライアント機能に関連するメッセージです。

S03(仮想シリアルポート1)は「PPPoE ポート1・セッション1」を、S04(仮想シリアルポート2)は「PPPoE ポート2・セッション2」を示します。
 正常系メッセージ
 異常系メッセージ
 

 

正常系メッセージ

  Open start.
  接続シーケンスが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Close start.
  切断シーケンスが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Discovery stage start.
  ディスカバリーステージが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Discovery stage opened.
  ディスカバリーステージがオープンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Session stage start.
  セッションステージが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Session stage opened.
  セッションステージがオープンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Session stage closed.
  セッションステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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異常系メッセージ

  Closed(Received PADT packet).
  PADTパケットを受信したことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Closed(PADI timeout).
  PADIがタイムアウトしたことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  Closed(PADR timeout).
  PADRがタイムアウトしたことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  Closed(Closed session stage).
  セッションステージがクローズしたことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  No matched Access Concentrator name.
  アクセスコンセントレーター(サーバー)名が一致しないことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  No matched Service name.
  サービス名が一致しないことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  Received Service-Name-Error in PADO packet.
  受信したPADOパケット中に「Service-Name-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Received AC-System-Error in PADO packet.
  受信したPADOパケット中に「AC-System-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Received Generic-Error in PADO packet.
  受信したPADOパケット中に「Generic-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Received Service-Name-Error in PADS packet.
  受信したPADSパケット中に「Service-Name-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Received AC-System-Error in PADS packet.
  受信したPADSパケット中に「AC-System-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Received Generic-Error in PADS packet.
  受信したPADSパケット中に「Generic-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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S03またはS04:PPP:で出力されるメッセージ


PPP接続(PPPoEセッションステージ・認証等)に関連するメッセージです。

S03(仮想シリアルポート1)は「PPPoE ポート1・セッション1」を、S04(仮想シリアルポート2)は「PPPoE ポート2・セッション2」を示します。

  Open start.
  PPPの接続ネゴシエーションを開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Close start.
  PPPの切断ネゴシエーションを開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LCP UP.
  PPPのLCPフェーズがアップしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LCP DOWN.
  PPPのLCPフェーズがダウンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  PAP UP.
  PPPのPAP認証フェーズがアップしたことを示します。
(ユーザー認証成功。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  PAP DOWN.
  PPPのPAP認証フェーズがダウンしたことを示します。
(ユーザー認証失敗、ユーザー名やパスワードに誤りがあると思われる。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  CHAP UP.
  PPPのCHAP認証フェーズがアップしたことを示します。
(ユーザー認証成功。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  CHAP DOWN.
  PPPのCHAP認証フェーズがダウンしたことを示します。
(ユーザー認証失敗、ユーザー名やパスワードに誤りがあると思われる。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  IPCP UP. My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
  PPPのIPCPフェーズがアップしたことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxxはそのときに決定したNetGenesisの仮想シリアルポート側のIPアドレスを示し、yyy.yyy.yyy.yyyは相手側のIPアドレスを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  PriDNS=xxx.xxx.xxx.xxx, SecDNS=yyy.yyy.yyy.yyy
  PPP接続時にサーバー側からDNSサーバーのIPアドレスを(NetGenesisの仮想シリアルポート側が)取得したことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxxは取得したプライマリDNSのIPアドレスを、yyy.yyy.yyy.yyyは取得したセカンダリDNSのIPアドレスを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  IPCP DOWN.
  PPPのIPCPフェーズがダウンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Expired keepalilve.
  PPPoEクライアント設定の〔セッションキープアライブ機能の設定〕の、「発行間隔」 毎に(回線事業者等のPPPoEサーバーへ) "PPP Echo Request" を発行し、「発行回数」連続で応答が無かったことを示します。
 
 * このメッセージが送出された後、回線再接続シーケンスが開始されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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WLS:11B:で出力されるメッセージ
(NetGenesis SuperOPTAir)


NetGenesis SuperOPTAirの無線LAN機能(IEEE 802.11b)に関連するメッセージです。

  SN: xxxxxxxxxx
  無線LANカードの serial number を示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
 ※ このメッセージは2回表示されます。
   ・1回目:無線LANカードの初期化時。
 ・2回目:アクセスポイントとしての初期化時。

  channel XX not supported.
  XX = 1〜14
  無線LANカードが無線チャンネル「XX」をサポートしていないことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  Initialize command failed.
  無線LANカードへの初期化コマンド送出に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve NICIDENTITY
  無線LANカードの NIC Identity の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve PRIIDENTITY
  無線LANカードの Primary Functions firmware Identity の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve STAIDENTITY
  無線LANカードの Station Functions firmware Identity の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve MFISUPRANGE
  Failed to retrieve STA_MFIACTRANGES
  無線LANカードの Modem-Firmware interface 情報の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve CFISUPRANGE
  Failed to retrieve PRI_CFIACTRANGES
  Failed to retrieve STA_CFIACTRANGES
  無線LANカードの Controller-Firmware interface 情報の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve PRISUPRANGE
  無線LANカードの Primary Functions firmware interface 情報の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve STASUPRANGE
  無線LANカードの Station Functions firmware interface 情報の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。


  Failed to retrieve Card SN
  無線LANカードの NIC serial number の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Failed to retrieve mac address
  無線LANカードの MAC address の取得に失敗したことを示します。
  NetGenesis SuperOPTAirがサポートしていない無線LANカードが取り付けられた、または無線LANカード側で何らかの障害が発生した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  setconfig(authenticatestation) failed, result=XX
  無線LANの Station の認証に失敗したことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  Unhandled frame type, dropped.
  処理できないフレーム・タイプを受信したことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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WANまたはLAN:PHY:で出力されるメッセージ

NetGenesis SuperOPT-GFiveのリンク動作に関連するメッセージです。

  LINK DOWN
  WANポートのリンクがダウンした(切れた)ことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LINK UP 10Mbps Half
  WANポートが10Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LINK UP 10Mbps Full
  WANポートが10Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LINK UP 100Mbps Half
  WANポートが100Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LINK UP 100Mbps Full
  WANポートが100Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  LINK UP 1000Mbps Full
  WANポートが1000Mbps(1Gbps) 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  L1(〜L4) LINK DOWN
  LAN(HUB)ポートのL1〜L4のリンクがダウンした(切れた)ことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  L1(〜L4) LINK UP 10Mbps Half
  LAN(HUB)ポートのL1〜L4が10Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  L1(〜L4) LINK UP 10Mbps Full
  LAN(HUB)ポートのL1〜L4が10Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  L1(〜L4) LINK UP 100Mbps Half
  LAN(HUB)ポートのL1〜L4が100Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  L1(〜L4) LINK UP 100Mbps Full
  LAN(HUB)ポートのL1〜L4が100Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  L1(〜L4) LINK UP 1000Mbps Full
  LAN(HUB)ポートのL1〜L4が1000Mbps(1Gbps) 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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