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RIPを使用する場合・使用しない場合の違い |
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RIPを使用する・使用しない場合の、ルーティング設定の違いについて説明します。 |
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NetGenesisと他のルータ間でRIPを使用することにより、ルーティングの設定が自動的に行われるようになります。 |
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以下の環境例を参考にして下さい。 |
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※本社・支社のLANともにサブネット「/24(255.255.255.0)」の例です。 |
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RIPを使用しない場合の設定 |
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本社LANのNetGenesisの設定
(ルーティングテーブルの設定・LANポート) |
IPアドレス/サブネット |
192.168.1.0/24 |
ゲートウェイ |
192.168.0.200 |
メトリック |
1 |
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上記のNetGenesisの設定に加え、本社LAN・支社LANのそれぞれのルータにルーティングの設定が必要です。 |
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本社LANのインターネット1(Bフレッツ)において、何らかの回線障害(メンテナンス等)によってPPPoE接続ができない場合、インターネット1が復旧されるまで不通となります。 |
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(ルーティングの設定が固定で、かつ支社LANへルーティング情報のみのため。) |
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RIPを使用する場合の設定 |
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本社LANのNetGenesisとルータ、支社LANのルータ(2台)でRIP(※1)を使用する場合、ルーティングの設定はRIPによって自動的に行われるため不要です。 |
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※1: |
RIPの具体的な設定内容については、ここでは省略します。 |
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本社LANのインターネット1において、何らかの回線障害(メンテナンス等)によってPPPoE接続ができない場合、本社LANのルータ(IPアドレス:192.168.0.200)を経由して、支社LANのインターネット2へ接続するようになります。(※2) |
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※2: |
RIPによって、支社LANのインターネット2への通信経路情報が、本社のNetGenesisへ知らされているため。 |
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インターネット1へのPPPoE接続が完了した時点で、本社LANはインターネット1へ接続するようになります。
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上記のようにWAN側で回線障害等が発生した際に、LANポートへデフォルトゲートウェイが切り替わる動作モードは「DHCPクライアント」、「PPPoEクライアント」、「ローカルルータ」の3種類です。 |
その他の動作モードの場合、WAN側で回線障害等が発生しても、LANポートへデフォルトゲートウェイが切り替わることはありません。 |
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RIP1とRIP2の違い |
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RIP1とRIP2の違いについて説明します。 |
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RIP2はRIP1の上位互換で、RIP1に対して以下の機能が追加されています。 |
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RIPの制限とWAN側へのRIP広告動作 |
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RIPの制限とWANポート側へのRIP広告動作について説明します。 |
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RIPの制限 |
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RIP広告が届くルータのホップ数(段数、ネットワークの数)は15段(メトリック15)までです。 |
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16段目以降にはRIP広告は届きません。 |
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ネットワーク1 |
0段目(メトリック0) |
IPアドレス:192.168.0.0
サブネット:/24(255.255.255.0) |
ネットワーク2 |
1段目(メトリック1) |
IPアドレス:192.168.1.0
サブネット:/24(255.255.255.0) |
ネットワーク3 |
2段目(メトリック2) |
IPアドレス:192.168.2.0
サブネット:/24(255.255.255.0) |
ネットワーク4 |
3段目(メトリック3) |
IPアドレス:192.168.3.0
サブネット:/24(255.255.255.0) |
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ネットワーク16 |
15段目(メトリック15)
RIP広告が届くのはここまで |
IPアドレス:192.168.15.0
サブネット:/24(255.255.255.0) |
ネットワーク17 |
以降、RIP広告は届きません |
IPアドレス:192.168.16.0
サブネット:/24(255.255.255.0) |
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WAN側へのRIP広告動作について |
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WANポートの動作モードによって、WAN側へのRIP広告動作は異なります。 |
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WAN側へのRIP広告動作が有効となる動作モードは「ローカルルータ」のみです。 |
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(他の動作モードの場合、動作保証外となります。) |
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