10BASE-T
ツイストペアケーブル(RJ-45規格)を使用した、Ethernetの通信方式の一つです。
最大伝送速度は10Mbpsです。
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100BASE-TX
ツイストペアケーブル(RJ-45規格)を使用した、Ethernetの通信方式の一つです。
最大伝送速度は100Mbpsです。
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ATコマンド
「エーティーコマンド」と読みます。
米国ヘイズ社によって開発された、モデムやターミナルアダプタを制御・操作するためのコマンドです。
NetGenesisはこのATコマンドを使って回線接続や回線切断を行います。
モデムやターミナルアダプタがATコマンドに対応していない場合、NetGenesisから制御することができませんので使用できません。
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DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)
自動的にネットワークの設定を行うプロトコル(通信手順)のことです。
DHCPサーバーはネットワーク内のクライアントに対して、自動的にネットワークの設定を行います。
TCP/IPの設定はIPアドレスや各種サーバーのIPアドレス等、複雑で間違えやすいものです。
また、実際に間違えてしまうと最悪の場合、サーバーやネットワークのダウンを引き起こしてしまうこともあります。
ネットワーク内にDHCPサーバーを導入することにより、IPアドレスの割り当てをはじめ、ゲートウェイやサーバーのIPアドレス等、TCP/IP設定情報が一括管理できるようになります。
各パソコンの必要な情報(設定)をDHCPサーバーから自動取得するように設定することにより、ネットワークの知識を必要とせず、簡単にTCP/IPのインストールと設定を行うことが可能になります。
例えばサーバー変更等が発生した場合、DHCPサーバー内の情報を修正することのみでネットワークの設定が完了します。
各パソコンの設定を1台ずつ変更する必要がありません。
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DNS (Domain Name System)
TCP/IPネットワークで使われ、コンピュータについた名前と実際のIPアドレスを関連付けるシステムです。
あるサーバーにアクセスするためには、そのサーバーのIPアドレスを知っている必要があり、IPアドレスがわからないとアクセスできません。
しかし、IPアドレスは数字の羅列なので非常に覚え難く、間違えやすいものです。
このIPアドレスをもっと人間が覚えやすいもの(ドメイン名/文字名称)に関連付けし、相互に変換できるようにするシステムがDNSです。
ドメイン名からIPアドレスへの変換等を行うサーバーをDNSサーバー、もしくはネームサーバーと呼びます。
DNSサーバーを利用することにより、サーバーへアクセスする際にIPアドレスを意識する必要はなくなります。
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DNSサーバー
ネットワークのグループについた名前を問い合わせると、そのIPアドレスを教えてくれるサーバーのことです。
DNSサーバーを使用することにより、WWWブラウザ等のアドレス入力欄でアドレスをサーバー名で入力することが可能になります。(IPアドレスの数値を直接入力する必要が無くなります)

DNSを利用している(サーバーをドメイン名で指定している)サービスは多く、もしDNSサーバーのIPアドレスを間違えて設定したり、DNSサーバーのメンテナンス等によってDNSが利用できなくなった場合、ホームページやメール等、DNSを利用しているサービスは全て利用できなくなってしまいます。
これを避けるため、インターネットサービスプロバイダの多くがメインのDNSサーバー(プライマリDNSサーバー)の他、予備や負荷分散のためにもう1つDNSサーバー(セカンダリDNSサーバー)を稼働させています。
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Ethernet
Xerox社、DEC社、Intel社の3社が仕様を開発したLANの通信方式で、使用するメディア(通信ケーブル)の違いにより10BASE-T、10BASE-2、10BASE-5等があります。
なお、10Mbpsである10BASE-T等がEthernetと呼ばれるのに対して、100Mbpsに高速化した100BASE-TX等をFast Ethernet(ファースト・イーサネット)と呼ぶことがあります。
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HUB
ツイストペアケーブル(RJ-45規格)を複数本集めて、通信を行うためのLAN機器(集配線装置)です。
一般的にHUBと言えばリピーターHUB、ダムHUBのことを指しますが、最近はスイッチング機能を持ったスイッチングHUBも安価になり一般的に販売されています。
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infファイル
ターミナルアダプタやモデムをWindowsが制御するための、設定情報ファイルです。
「モデム定義ファイル」や「モデムのドライバ」等と呼ばれることもあります。
通常はターミナルアダプタやモデムに添付されています。
(付属のFDやCD-ROMに収録されています。)
なお、メーカーのホームページに最新版が登録されていることがありますので、必要に応じてメーカーのホームページを参照すると良いでしょう。
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IPアドレス
(プライベートIPアドレス/グローバルIPアドレス)
TCP/IPプロトコル(インターネットで使用されている規約)を使用して構築されるネットワークで、接続されている全ての機器を区別するために付けられるアドレス(番地)のことです。
IPアドレスはTCP/IPネットワーク上において住所にあたるもので、現実の住所や電子メールのアドレスと同様に、ある機器が使用しているIPアドレスは他の機器では使用することができません。
仮に2つの機器が同じIPアドレスを使用した場合、その2つの機器は正常な通信が行えなくなり、最悪の場合それが原因でネットワークがダウンすることもあります。
プライベートIPアドレス |
インターネットと接続しない環境でのみ使用可能なIPアドレスです。
例えば、ISPへダイヤルアップIP接続する際に、NetGenesisのLAN内の各パソコンに設定するIPアドレスは、プライベートIPアドレスとなります。
NetGenesisはIPアドレス変換機能(IPマスカレード/NAT)により、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの相互変換を行いますので、LAN内のどのパソコンからでもインターネットへ接続することが可能になります。 |
グローバルIPアドレス |
インターネットで使用可能なIPアドレスです。全世界で一括管理されており、他とは重複しません。 |
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IPマスカレード
ISP、またはRASサーバーから提供された1つのグローバルIPアドレスを、複数のプライベー トIPアドレスへ変換し、同時に複数台のコンピュータでインターネットへ接続できるようにする機能です。
NATとは異なり、同時にインターネットへ接続できるコンピュータの台数は、ISPやRASサーバーから提供されたIPアドレスの数には依存しません。
ただし、IPマスカレードでは正しく動作しないアプリケーションもありますので、その場合はNATを使用するか、IPマスカレードのテーブル設定を行いルーティング先を決めます。
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ISP (Internet Service Provider)
インターネット・サービス・プロバイダの略称です(単にプロバイダと呼ばれることが多い)。
企業や個人に対し、インターネットへ接続する通信サービスを提供する回線業者のことです。
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LAN (Local Area Network)
ローカル・エリア・ネットワークの略称で、小規模なコンピュータネットワークのことです。
LANに対してWAN(Wide Area Network)があり、WANはLAN同士を結ぶ大規模なネットワーク(インターネット等)のことです。
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LAN型ダイヤルアップIP接続
LAN型ダイヤルアップIP接続には、以下の2種類があります。
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ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続
ISPの接続サービスの1つで、LANとインターネットを接続する際に、LANからISPへ、ISPからLANへと双方向からのダイヤルアップIP接続を可能にする方法です。
一般的に、専用線接続と比較した場合、安価に自社のサーバーをインターネットへ接続・公開できるため、小規模な企業等で利用されることが多いようです。
一般公衆回線を使用すること以外は専用線接続と同様で、グローバルIPアドレスを使用しドメイン名の取得も可能です。
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LAN型ダイヤルアップIP接続
事業所間等、2つのLAN間で双方向のダイヤルアップIP接続を可能にする方法です。
常時接続を必要としないような場合(専用線接続する必要がない場合)に利用されることが多いようです。
NetGenesis同士で事業所間接続を行う場合(専用線を使用しない場合)、LAN型ダイヤルアップIP接続を使用することが一般的です。 |
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NAT (Network Address Translator)
LANで使用しているプライベートIPアドレスを、インターネットで使用できるグローバルIPアドレスへ変換することにより、プライベートIPアドレスしか持たないLANのコンピュータからインターネットへ接続できるようにする機能です。
NATの場合、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスは1対1で対応することになります。
よって、同時にインターネットへ接続できるコンピュータの台数は、ISPやRASサーバーから提供されたグローバルIPアドレスの数に依存します。
(ダイヤルアップIP接続の場合は1台)
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OCNエコノミー
NTT社が提供するインターネット専用線接続サービスの1つです。
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ODNエコノミー
日本テレコム社が提供するインターネット専用線接続サービスの1つです。
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RAS (Remote Access Service)
一般公衆回線等を利用して、遠隔地からコンピュータネットワークを使用することです。
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RIP (Routing Information Protocol)
通信経路の情報(ルーティング情報)を伝送する、ルータ間プロトコル(通信規約)のことです。
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TCP/IP (Transmission Control Protocol / Internet Protocol)
インターネットで使用されている通信手順です。
米国で開発され、現在では数多くのコンピュータネットワークで採用されています。
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クライアント
ネットワーク内でサービスを受ける側のことです。
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ゲートウェイ、デフォルトゲートウェイ
通信手順の異なるネットワーク同士を接続するための機器やシステムをゲートウェイと呼びます。
ゲートウェイに該当する機器のIPアドレス(ゲートウェイアドレス)をゲートウェイと呼ぶこともあります。
例えば、NetGenesisを使用してISPへダイヤルアップ接続を行う場合、NetGenesisを経由してISPへ接続しますので、NetGenesisがゲートウェイ(デフォルトゲートウェイ)となります。
デフォルトゲートウェイは自ネットワーク以外へ接続する場合、一番最初に経由するゲートウェイのことを指します。
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コールバック
クライアント側からかけた電話をサーバー側が受信後一旦回線を切り、サーバー側からクライアント側へかけ直す機能です。
サーバー側から電話をかけ直して接続するので、サーバーに登録された電話番号以外では接続・アクセスできません。
そのことから一般的にコールバック機能はセキュリティのために利用されます。
また、最初の通信時の(サーバーへの接続要求認証時の)通話料金だけで、その後の通話料金はサーバー側の課金になりますので、クライアント側に通信料金(電話料金)を負担させたくない場合に利用されます。
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サーバー
ネットワーク内で他のコンピュータ(クライアント)からの要求を受け、サービスを提供する側のコンピュータのことです。
提供するサービスにより、メールサーバー、WWWサーバー、FTPサーバー、DNSサーバー、等と呼ばれます。
NetGenesisはRASサーバーIP接続機能、DHCPサーバー機能等のサーバー機能を搭載しています。
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サブネットマスク
LANで使用可能なIPアドレスの範囲を決めるために、IPアドレスと組み合わせる値です。
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シリアルインタフェース
モデムやターミナルアダプタ等、シリアル転送(データを1bitずつ送る)を行う周辺機器を接続するインタフェースです。
代表的なものとして、RS-232があります。
NetGenesisを使用する場合、NetGenesisのシリアルポートにモデムまたはターミナルアダプタを接続します。
内蔵型のモデムやPCカード型のモデム等のように、シリアルポートが無いモデムはNetGenesisと接続することができません。
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スイッチングHUB
個々のポートに接続されたイーサネットデバイス(イーサネットカード/ボード)のMACアドレス(物理アドレス)を学習し、通信に必要なポート同士を直結してデータのやり取りを行なえるようにするHUBです。
受信したパケットを、他のすべてのポートにブロードキャスト(同報送信)するリピータHUBと異なり、各ポート間で1対1の通信を行なうため、ある1組が通信している最中でも、他のポートは自由に通信することが可能です。
この機能により、コリジョン(衝突)を抑えることが可能なため、ネットワークのパフォーマンスを向上することができます。
NetGenesis SWにはスイッチングHUBが搭載されています。
NetGenesis4 StdにはリピータHUBが搭載されています。
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スタティックルーティング
ルーティングするための情報をあらかじめルータに設定しておき、常に決まったルートを通って目的のノード(ネットワークに接続されているコンピュータ等)へパケット(ネットワーク内を流れるデータ)を送る方法です。
静的ルーティングとも呼びます。
LAN内にNetGenesis以外のルーターが無い場合、スタティックルーティングの設定を行う必要はありません。
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ストア&フォワード
受信パケットをいったんバッファ(一時的に利用されるメモリ)にため込み、エラーパケットをフィルタしてから再送出する方式です。
これにより、10BASE-Tと100BASE-TX、全二重と半二重のように異なる速度を混在させることが可能になります。
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専用線
一般公衆回線と異なり、通信時間や接続距離とは無関係に固定料金で通信できる、常時接続されたままの専用通信回線のことです。
(通信相手は1対1で固定です。)
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専用線IP接続
専用線IP接続は通信先と専用線で常時接続します。
そのため、専用線IP接続に設定されたNetGenesisは、ダイヤルアップIP接続の場合と異なり、すぐに回線接続動作を開始します。
設定更新時や電源投入時に自動的に回線接続動作を開始します。
なお、専用線IP接続には、以下の2種類があります。
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ISP・専用線IP接続
ISPの接続サービスの1つで、文字通りISPと専用線で常時接続する方法です。 |
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専用線IP接続
事業所間等、2つのLAN間を専用線で常時接続する方法です。
「ローカル専用線IP接続」と呼ばれることもあります。 |
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ダイヤルアップIP接続
ダイヤルアップIP接続には、以下の2種類があります。
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ISP・端末型(端末型ダイヤルアップIP接続)
インターネットへ接続する際に、モデムやターミナルアダプタ等でISPへ電話をかけて接続する方法です。
詳しくは「端末型ダイヤルアップIP接続」(次項)を参照して下さい。
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RASクライアント
モデムやターミナルアダプタ等で、RASサーバーへ電話をかけて接続する方法です。 |
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端末型ダイヤルアップIP接続
ISPへ接続する際の接続方式の1つです。
一般的な個人ユーザーがインターネットへの接続のためにISPと契約する場合、通常はこの端末型ダイヤルアップIP接続になります。
端末型の接続は1台のコンピュータを接続するための方式で、1台のパソコンからモデムやターミナルアダプタ等を使って接続します。
これに対しLAN型の接続はLANを接続するための方式で、LAN内にルータを設置して接続します。
NetGenesisはIPアドレス変換機能(IPマスカレード等)を搭載していますので、ISPとの契約が端末型であっても、LAN内どのパソコンからでもインターネットへアクセスできるようになります。
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ディジタルアクセス64/128
NTT社が提供する廉価版デジタル専用線サービスです。
30km以下の近距離がサービス対象となります。
通信速度はそれぞれ64Kbps、128Kbpsです。
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テレホーダイ
夜間(11:00PM〜8:00AM)に限り、なおかつあらかじめ登録された電話番号先に限り、通話(通信)時間に関係無く一定料金で通話できるようにするNTT社のサービスです。
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ドメイン
ネットワークのことです。ネットワーク全体を指すことが多く、ドメイン名とはネットワークの名前のことです。
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パケット、TCP/IPパケット
ネットワーク内を流れるデータをパケットと呼びます。
TCP/IPパケットはネットワーク内を流れるTCP/IPのデータです。
NetGenesisはIPルータなので、TCP/IPパケット以外のパケットは処理しません。
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ファームウェア
NetGenesis内部で動作し、NetGenesisのコントロールを行うプログラムです。
NetGenesisのファームウェアは、フラッシュROMという書き換え可能なデバイスの中に格納されているため、ユーザー自身でのバージョンアップが可能になっています。
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フラッシュROM
専用の機器を使用しなくても消去/書込が可能なメモリです。
現在、パソコン等のBIOS(基本プログラム)やハードディスクの制御プログラム等を格納するメモリとして広く使用されています。
NetGenesisにもこのフラッシュROMが搭載されていて、NetGenesisのファームウェアが格納されています。
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ホスト
ホストはTCP/IPネットワーク上の場合、パソコン等ネットワークにつながった各機器のことを指します。
ホスト名とはその名称(TCP/IPネットワーク上での各機器の名称)です。
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リンク
各機器間を接続することです。
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ルータ
ネットワークとネットワークを接続するための機器の1種で、ネットワーク間でデータのルーティングを行う機能を持っています。
NetGenesisのような、IPプロトコルに対応しているルータを、 IPルータと呼びます。
また、複数のプロトコルに対応しているルータを、マルチプロトコル・ルータと呼びます。
ルータは大別してリモート・ルータとローカル・ルータに分けられますが、パソコンショップ等で販売されているルータのほとんどはリモート・ルータです。
NetGenesisもリモート・ルータです。
ローカル・ルータはリモート・ルータに比べて高価で、一般のパソコンショップ等ではほとんど販売されていません。
ローカル・ルータとは、同一フロアや同一構内等、非常に近接している2つのネットワークをつなげるための機器の1つです。
リモート・ルータと違い、1台のローカル・ルータで2つのネットワークを接続します。ルータですのでもちろんルーティング機能を持っています。
(リモート・ルータの場合、両方のネットワークに1台ずつ、計2台のリモート・ルータが必要になります。)
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ルーティング
ネットワークのパケットを、正しく目的ノード(ネットワークに接続されている機器)へ届くように制御することです。
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セッション
TCP/IPプロトコルによるデータ処理の単位です。
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