2-8-3  IPアドレスを指定する例2(グローバルIPアドレス)


以下の環境・設定を例に説明します。
  フレッツ・ADSL接続(PPPoEクライアント機能)で、ISPから固定グローバルIPアドレスを8個取得している。
(固定グローバルIPアドレスは「xxx.xxx.xxx.104〜xxx.xxx.xxx.111」。)
  NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)に設定する。
(IPアドレス変換は無効。)
  NetGenesisのDHCPサーバーを無効にする。
  NetGenesisのLANポート、及びLAN内の各パソコンに固定グローバルIPアドレスを設定する。

NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)に設定することにより、LAN内でグローバルIPアドレスを利用することが可能になります。
  固定グローバルIPアドレスのうち、先頭の「xxx.xxx.xxx.104」(ネットワークアドレス)と最後の「xxx.xxx.xxx.111」は使用できません。
 
  NetGenesisの設定
  

設定内容

LANポートIPアドレス xxx.xxx.xxx.105
(サブネットマスク:255.255.255.248)
DHCPサーバー 使用しない。
WANポート
PPPoEクライアント機能を使用する・アンナンバード(unnumbered)
  (IPアドレス変換機能を無効)
詳しくは 6-4 PPPoEクライアント・アンナンバード(unnumbered)の設定 を参照して下さい。

  各パソコンのTCP/IP設定
   

設定内容

IPアドレス xxx.xxx.xxx.106〜xxx.xxx.xxx.110
サブネットマスク 255.255.255.248
ゲートウェイ
(デフォルトゲートウェイ)
(ルータアドレス)
xxx.xxx.xxx.105
(NetGenesisのLANポートIPアドレス)
DNSサーバー
(ネームサーバー)
xxx.xxx.xxx.105
(NetGenesisのLANポートIPアドレス)

  Windows 2000のTCP/IP設定画面例
  Mac OS 7.6.x〜9.2.2 のTCP/IP設定画面例

  NetGenesisの設定を行うにあたって
NetGenesisの設定は、NetGenesis内部のフラッシュROMに書き込まれます。
よって、LAN内の各パソコンでNetGenesisの設定を行う必要はありません。
LAN内の1台のパソコンからNetGenesisの設定を1度だけ行えば、各パソコンで共用することができます。
 イメージ図
LAN内の各パソコンで必須となるのは、TCP/IP設定とWWWブラウザやメールソフトウェア等の設定です。
 
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