14-3.フラッディング制御設定
不要なフラッディングトラフィックによるネットワーク障害(通信エラーやパフォーマンス低下)から、ネットワークを保護するための設定について説明します。
制御可能なトラフィックはユニキャストフレーム、ブロードキャストフレーム、マルチキャストフレームの3種類です。
  ユニキャスト 特定の1つだけのノードに向けた通信です。(1対1の通信)
  ブロードキャスト 同一ネットワーク内の全ノード(PCやHUB等の機器)を対象とした一斉同報通信です。(1対不特定多数の通信)
  マルチキャスト あらかじめ決められた複数のノードを対象とした通信です。(1対多の通信)
ネットワーク内の機器の障害等によってブロードキャストフレームが大量に送信された場合(ブロードキャストストーム)、ネットワーク全体のパフォーマンスが低下したり通信エラーが発生する等、ネットワーク障害が発生します。
ブロードキャストストーム発生時の例)
 
このような場合、ブロードキャストフレームに対するフラッディング制御設定を行うことにより、ブロードキャストストームによるネットワーク障害からネットワークを保護することが可能です。
ブロードキャストストーム保護設定時の例)
上記の例を元に、設定方法について説明します。
  1. メニューの「HUBポートの設定」の中の[フラッディング制御設定]をクリックして下さい。
    「フラッディング制御設定」画面が開きます。
     
  2. フラッディング制御の対象とするフレームを指定して下さい。
     
  3. 対象フレームの最大フレームレート(出力量)を入力して下さい。

    設定可能な値は「1−255」(×981fps)です。
     例)  ・ ブロードキャストフレームに対するフラッディング制御機能を使用する
       ・ 最大フレームレート:2
       
    ブロードキャストフレームの最大フレームレートは 2×981fps=1962fps となります。

設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  (NetGenesisの再起動中を行うと(NetGenesisの)HUBがリセットされ、一度リンクが切れます。)
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。

14.HUBポートの設定 へ戻る