不要なフラッディングトラフィックによるネットワーク障害(通信エラーやパフォーマンス低下)から、ネットワークを保護するための設定について説明します。 |
制御可能なトラフィックはユニキャストフレーム、ブロードキャストフレーム、マルチキャストフレームの3種類です。 |
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ユニキャスト |
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特定の1つだけのノードに向けた通信です。(1対1の通信) |
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ブロードキャスト |
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同一ネットワーク内の全ノード(PCやHUB等の機器)を対象とした一斉同報通信です。(1対不特定多数の通信) |
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マルチキャスト |
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あらかじめ決められた複数のノードを対象とした通信です。(1対多の通信) |
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ネットワーク内の機器の障害等によってブロードキャストフレームが大量に送信された場合(ブロードキャストストーム)、ネットワーク全体のパフォーマンスが低下したり通信エラーが発生する等、ネットワーク障害が発生します。 |
ブロードキャストストーム発生時の例) |
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このような場合、ブロードキャストフレームに対するフラッディング制御設定を行うことにより、ブロードキャストストームによるネットワーク障害からネットワークを保護することが可能です。 |
ブロードキャストストーム保護設定時の例) |
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上記の例を元に、設定方法について説明します。 |
- メニューの「HUBポートの設定」の中の[フラッディング制御設定]をクリックして下さい。
「フラッディング制御設定」画面が開きます。
- フラッディング制御の対象とするフレームを指定して下さい。
- 対象フレームの最大フレームレート(出力量)を入力して下さい。

設定可能な値は「1−255」(×981fps)です。

例) |
・ |
ブロードキャストフレームに対するフラッディング制御機能を使用する |
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・ |
最大フレームレート:2 |
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→ |
ブロードキャストフレームの最大フレームレートは 2×981fps=1962fps となります。 |
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設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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全ての設定が完了した場合は、 |
左のメニューの |
設定の更新 |
をクリックして下さい。 |
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"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。 |
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詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。 |
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(NetGenesisの再起動中を行うと(NetGenesisの)HUBがリセットされ、一度リンクが切れます。) |
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引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。 |
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14.HUBポートの設定 へ戻る |