ブロードキャストストームやマルチキャストストームによるネットワーク障害から、ネットワークを保護するための設定について説明します。 |
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ブロードキャスト |
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同一ネットワーク内の全ノード(PCやHUB等の機器)を対象とした一斉同報通信です。 |
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マルチキャスト |
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あらかじめ決められた複数のノードを対象とした通信です。 |
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ネットワーク内の機器の障害等によってブロードキャストパケットが大量に送信された場合(ブロードキャストストーム)、ネットワーク全体のパフォーマンスが低下したり通信エラーが発生する等、ネットワーク障害が発生します。 |
ブロードキャストストーム発生時の例) |
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このような場合、ブロードキャストストーム保護設定を行うことにより、ブロードキャストストームによるネットワーク障害からネットワークを保護することが可能です。 |
ブロードキャストストーム保護設定時の例) |
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上記の例を元に、設定方法について説明します。 |
- メニューの「HUBポートの設定」の中の[ブロードキャストストーム保護設定]をクリックして下さい。
「ブロードキャストストーム保護設定」画面が開きます。
- [ブロードキャストストーム保護機能を使用する]にチェックを入れて下さい。
- 保護対象ポート(監視するポート)を指定して下さい。
(複数指定することが可能です。)


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L1〜L4 |
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HUBの各ポートです。 |
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ルータ |
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NetGenesis内部のLANポートです。 |
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各ポートの(NetGenesis内部の)位置関係は以下のようになっています。 |
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端末− |
各ポートの位置関係(略図) |
HUBポート
(L1〜L4) |
ルータポート
(LANポート) |
<ルータ処理> |
WANポート |
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−インターネット |
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例えば、NetGenesisのLAN内(HUBポート側)からインターネット接続を行う場合、L1〜L4からルータポート(LANポート)を経由し、内部でルータ処理が行われた後にWANポートへ出力されます。 |
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- 保護対象レート(しきい値)を指定して下さい。

設定可能な値は「1〜25」(単位:%)です。
保護対象ポートが受信したパケットのうち、ブロードキャストパケットの量が保護対象レートの値を超えた場合、ブロードキャストパケットを他へ転送しません。

例) |
保護対象レート(しきい値):25 |
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保護対象ポートから出力されるパケットのうち、ブロードキャストパケットが25%を超えた場合、ブロードキャストパケットを他のポート(保護対象ポート)へ転送しません。 |
- マルチキャストストーム保護を行う場合、[マルチキャストストーム保護を無効にする]のチェックを外して下さい。
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設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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全ての設定が完了した場合は、 |
左のメニューの |
設定の更新 |
をクリックして下さい。 |
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"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。 |
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詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。 |
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引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。 |
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