6.フレッツ光やBフレッツで固定IPアドレスを使う
フレッツ光やBフレッツ、フレッツ・ADSL等、PPPoEによるユーザー認証が必要なプロバイダ(ISP)へ接続し、かつプロバイダから取得した固定IPアドレスを使う場合の設定について説明します。
この場合、NetGenesisの設定方法(PPPoEポート 動作モード)は、
・
PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス固定(1〜16個)設定
・
PPPoE ポート1(セッション1) アンナンバード(unnumbered)設定
の2通りがあります。
それぞれの設定の主な違いを以下に記しますので、使用環境に応じて設定を行って下さい。
NetGenesisのPPPoE動作モード設定
PPPoE ポート1(セッション1)
IPアドレス固定(1〜16個)設定
PPPoE ポート1(セッション1)
アンナンバード(unnumbered)設定
ISPから取得した固定IPアドレス数
1 ・ 2 ・ 4 ・ 8 ・16個
4 ・ 8 ・16個
NetGenesisのIPアドレス変換機能
有効(※1)
無効
LAN内のIPアドレス
プライベートIPアドレス
グローバルIPアドレス
(ISPから取得した固定IPアドレス)
接続可能なパソコン台数
(LAN内)
通信量(利用セッション数)に依存
(※2)
グローバルIPアドレス個数から
3を引いた台数(※3)
LAN内のサーバーをWAN側へ公開するために必要な設定
必要(※4)
不要
備 考
ISPから取得した
固定IPアドレスが1個
の場合、この動作モード設定のみ可能。
−
(設定方法の説明へのリンク)
設定方法1:LAN内にプライベートIPアドレスを設定する
設定方法2:LAN内にグローバルIPアドレスを設定する
※1:
ISPから取得した固定IPアドレス数が
・1個の場合、IPマスカレード(1対複数)変換
・2〜16個の場合、NAT(1対1)/IPマスカレード(1対複数)変換
となります。
※2:
IPマスカレードでは最大2048セッションのデータのやりとりが可能です。
※3:
グローバルIPアドレスの先頭と最後、及びNetGenesis(LANポート)に設定するIPアドレスを除いた個数が、LAN内に接続可能なパソコン台数(IPアドレス数)となります。
こちら
を参考にして下さい。
※4:
ISPから取得した固定IPアドレスが1個の場合、IPマスカレードテーブル設定、またはDMZホスト機能の設定が必要となります。
設定方法等の詳細については
10.サーバー公開を行う −IPアドレス変換有効時−
を参照して下さい。
ISPから取得した固定IPアドレス数が2〜16個の場合、IPアドレス変換の方法(NATまたはIPマスカレード)によって設定が異なります。
設定方法等の詳細については
6-1-2.PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス固定(1〜16個)設定
を参照して下さい。
メ モ
IPアドレス固定(1〜16個)設定 と アンナンバード(unnumbered)設定 は、PPPoE ポート1(セッション1) にのみ設定可能です。
設定方法1:
LAN内にプライベートIPアドレスを設定する
LAN内にプライベートIPアドレスを設定し、プロバイダ(ISP)から指定されたグローバルIPアドレスをNAT/IPマスカレード変換するための、NetGenesisの設定について説明します。
メ モ
・
IPアドレス固定(1〜16個)設定は、PPPoE ポート1(セッション1)にのみ設定可能です。
・
使用可能な固定IPアドレス数は1・2・4・8・16個です。
6-1-1.PPPoEポート 動作モード設定
PPPoEポートの「動作モード設定」について説明します。
6-1-2.PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス固定(1〜16個)設定
PPPoEによるユーザー認証が必要なプロバイダから固定IPアドレスを取得し、かつ固定IPアドレスをNAT/IPマスカレード変換して使用する場合の設定について説明します。
・
ニックネーム(接続名称)の設定
・
接続情報(アカウント)の設定
・
MTUの設定
・
回線接続方法の設定
・
セッションキープアライブ機能の設定
・
DMZホスト機能の設定(*1)
・
IPアドレス変換の設定(*2)
・
PPTP変換の設定
・
DNS情報の設定
*1
:
DMZホスト機能についての詳細は
10-2.DMZホスト機能の設定
(10.サーバー公開を行う −IPアドレス変換有効時−) を参照して下さい。
*2
:
この動作モードを選択すると、IPアドレス変換(IPマスカレード)が有効になります。
固定IPアドレスが1つの場合はIPマスカレード変換、複数の場合はNAT/IPマスカレード変換となります。
6-3-1.PPPoEポート情報・制御
PPPoE接続時の情報(取得したIPアドレス等)の表示や制御(手動接続・切断の操作等)を行う「PPPoE ポート情報・制御」について説明します。
6-3-2.接続できない場合(SYSLOG表示の確認)
PPPoE接続できない場合の原因を、設定画面の「SYSLOG表示」(制御・情報表示)で調べる方法・対処等について説明します。
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設定方法2:
LAN内にグローバルIPアドレスを設定する
LAN内にプロバイダ(ISP)から取得したグローバルIPアドレスを設定する(IPアドレス変換機能を無効にする)場合の、NetGenesisの設定について説明します。
メ モ
・
アンナンバード(unnumbered)設定は、PPPoE セッション1にのみ設定可能です。
・
使用可能な固定IPアドレス数は4・8・16個です。
備 考
「LAN内にグローバルIPアドレスを設定する」=「NetGenesisのLANポートIPアドレスや、LAN内の各パソコンにグローバルIPアドレスを設定する」ことを示します。
■
NetGenesisのLANポートIPアドレス設定については、本項目の
6-2-1.LANポートIPアドレスの変更
または
11-1.LANポートIPアドレスの設定
を参照して下さい。
■
パソコンのTCP/IP設定については
2.パソコンの設定
を参照して下さい。
■
NetGenesisのLANポートIPアドレスの変更については「1-2.設定を行う前に確認すること」の
既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順)
も参考にして下さい。
6-2-1.LANポートIPアドレスの変更
プロバイダから取得した固定IPアドレスの中の一つを、NetGenesisのLANポートに設定する方法について説明します。
(LANポートIPアドレスを工場出荷値から変更します。)
6-2-2.DHCPサーバー設定の変更
NetGenesisのDHCPサーバー設定について説明します。
(変更が必要な設定項目について説明します。)
6-2-3.PPPoEポート 動作モード設定
PPPoEポートの「動作モード設定」について説明します。
6-2-4.PPPoE ポート1(セッション1) アンナンバード(unnumbered)設定
PPPoEによるユーザー認証が必要なプロバイダから複数の固定IPアドレスを取得し、かつ固定IPアドレスをLAN内で使用する場合の設定について説明します。(*1)
・
ニックネーム(接続名称)の設定
・
接続情報(アカウント)の設定
・
MTUの設定
・
回線接続方法の設定
・
セッションキープアライブ機能の設定
・
DNS情報の設定
*1
:
この動作モードを選択すると、IPアドレス変換が無効になります。
6-3-1.PPPoEポート情報・制御
PPPoE接続時の情報(取得したIPアドレス等)の表示や制御(手動接続・切断の操作等)を行う「PPPoE ポート情報・制御」について説明します。
6-3-2.接続できない場合(SYSLOG表示の確認)
PPPoE接続できない場合の原因を、設定画面の「SYSLOG表示」(制御・情報表示)で調べる方法・対処等について説明します。
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