シリアルポート(スタティックルーティング設定) NetGenesis SuperOPT-ITS

シリアルポートのスタティックルーティング設定について説明します。

スタティックルーティングの設定方法は以下の2通りがあります。
 
  シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する
  NetGenesisのLANポートと異なるネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットを、全てゲートウェイに指定したシリアルポート宛に送ります。
 
  シリアルポートにルーティングテーブルを設定する
  特定のネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットを、シリアルポート宛に送ります。
 
 メ モ 
デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルを併用することも可能です。
その場合、ルーティングテーブルが優先されます。
 
RIP機能について
他のルータの中にRIP対応のルータがある場合、NetGenesisのRIP機能(※)を使用することが可能です。
RIP機能の設定については 14-4.RIP設定 を参照して下さい。
 ※ WAN側へのRIP広告動作が有効となる動作モードは「ローカルルータ」及び「専用線IP接続」のみです。
  (他の動作モードの場合、動作保証外となります。)
 
14-1.スタティックルーティング設定 へ戻る

シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する

「シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する」設定について説明します。

シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する際の注意
シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する場合、シリアルポート以外の「デフォルトゲートウェイに設定する」チェック(以下)を全て外す必要があります。
 ・ PPPoEポート1(セッション1)をデフォルトゲートウェイに設定する (工場出荷値チェック有り)
 ・ PPPoEポート2(セッション2)をデフォルトゲートウェイに設定する
 ・ PPPoEポート3(セッション3)をデフォルトゲートウェイに設定する
 ・ PPPoEポート4(セッション4)をデフォルトゲートウェイに設定する
 ・ WANポートをデフォルトゲートウェイに設定する (工場出荷値チェック有り)
 ・ LAN上のデフォルトゲートウェイを使用する
上記のいずれかにチェックが入っていると、シリアルポートはデフォルトゲートウェイとして動作しませんので注意して下さい。


以下の手順で設定を行って下さい。

 メ モ 
実際に設定する際は、既存のLANやISPからの情報等に合わせて設定して下さい
  1. 「シリアルポートのスタティックルーティング設定」の中の、[シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する]にチェックが入っていることを確認して下さい。


     
  2. メトリック(ルーティングの優先順位)の設定を行います。
      LAN内にルータがNetGenesis 1台のみの場合
    そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
      LAN内に他のルータがある場合(RIP機能と併用)
     ・ NetGenesisを最優先にする場合、そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
     ・ 他のルータ等を優先させる場合、環境に応じてメトリック値を選択して下さい。
     ※RIP機能については 14-4.RIP設定 を参照して下さい。

以上で「シリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定する」の設定は完了です。  


 
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
 
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シリアルポートにルーティングテーブルを設定する

「シリアルポートにルーティングテーブルを設定する」設定について説明します。

以下の手順で設定を行って下さい。
 
 メ モ 
登録可能なルーティング情報(テーブル)数は最大16個です。
  1. 「シリアルポート ルーティングテーブル 登録リスト」の[メトリック]欄右下の[編集]ボタンをクリックして下さい。


    「シリアルポート ルーティングテーブル リスト追加・編集」画面が表示されます。


     
  2. 宛先のネットワークを[IPアドレス/サブネット](※)欄に入力して下さい。

     ※ サブネットが「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で指定された場合、付録・IPアドレス範囲(IPアドレス/サブネット) 早見表 を参考にして下さい。
      (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
     
  3. メトリック(ルーティングの優先順位)の設定を行います。
      他のポートと併用しない場合
    そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
      他のポートと併用する場合(RIP機能と併用)
     ・ シリアルポートを最優先にする場合、そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
     ・ 他のポートを優先させる場合、環境に応じてメトリック値を選択して下さい。
     ※RIP機能については 14-4.RIP設定 を参照して下さい。



  4. [追加]ボタンをクリックして下さい。


    入力したルーティングテーブル情報が登録リストに追加されます。


     
     チェック!
    登録リストの順番が、そのまま処理の「優先順位」になります。
    「追加したエントリが最後尾にある=一番最後に処理される」ということになりますので、必要に応じて追加したエントリを移動して下さい。
  エントリ右横のボタンについて
  既存のエントリを編集(修正)、移動する際に使用します。
 
  操作方法については 登録リストを有する画面に表示されるボタン (3-3.設定画面内のボタンの意味) を参照して下さい。

以上で「シリアルポートにルーティングテーブルを設定する」の設定は完了です。  

画面下の[設定]ボタンをクリックして下さい。


 
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
 
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