 |
IPマスカレードによって同時にインターネットへ接続できるセッション数 |
|
IPマスカレードでは最大8192セッションのデータのやりとりが可能です。(※1・※2) |
|
「セッション」とはTCP/UDP/ICMPによるデータ処理の単位です。 |
|
例えば、WWWブラウザの1つのウインドウを「1セッション」としてカウントします。 |
|
(1つのウィンドウが本マニュアルの本項目のように、フレームによって2つに分かれている場合は「2セッション」とカウントされます。) |
|
通常、1台のパソコンでインターネットへ接続する場合、WWWブラウザやメールソフトウェア等により約10〜20セッション程度使用すると言われています。 |
|
※1: |
LAN側→シリアル(モデム)側のセッション、シリアル(モデム)側→LAN側のセッションの両方が対象となります。 |
|
|
※2: |
WAN/PPPoEポートとシリアル(モデム)ポートを併用する場合、使用する全てのポートの合計で最大8192セッションとなります。 |
|
|
 |
[セッション情報保持時間]を変更する際の注意 |
|
[セッション情報保持時間]の設定値を工場出荷値(3分)よりも長い時間に設定する場合、インターネットとの通信状況によってはデータの送受信が停止することがあります。 |
|
例えば[セッション情報保持時間]を[20時間]に設定した場合、ある1つの通信が終了してもそのセッションは20時間保持され続けるため、NetGenesisの同時使用可能なセッション数・8192を使い切ってしまうことが考えられるためです。 |
|
[セッション情報保持時間]を工場出荷値よりも長い時間に設定する場合、インターネットとの通信状況やLAN内のパソコンの台数等を考慮した上で設定するようにして下さい。 |
|
|
NetGenesisが8192セッション(※)を使い切っている場合、SYSLOG上に
IP Masquerade session table full
と表示されます。(SYSLOGの設定が必要です。) |
SYSLOGについては 13-3.SYSLOG設定 を参照して下さい。 |
※ |
PPPoEマルチセッション機能を使用する場合、使用する全てのPPPoE セッションの合計で最大8192セッションとなります。 |
|
|
|
|
 |
IPマスカレードにおける留意事項 |
|
IPマスカレードを使用する場合、初期状態では一部正しく動作しないソフトウェアがあります。 |
|
例えば、LAN内に以下のような用途で使用するパソコンがある場合、「DMZホスト機能」の設定、または「IPマスカレードテーブル」の設定が必要です。 |
|
例1)WWWサーバーやFTPサーバーを運用するパソコン。
例2)ネットワークゲームを行うパソコン。
例3)IPSec通信を行うパソコン。 |
|
(LAN内で「WAN側から通信が開始されるソフトウェアを使用する」場合に該当します。) |
|
設定方法等については 11.サーバー公開を行う −IPアドレス変換有効時− を参照して下さい。 |