8-1.IPフィルタリング設定
IPアドレス、プロトコルを基に通信を透過する、IPフィルタリング設定について説明します。

IPフィルタリング機能について
IPフィルタリング機能は、透過が基本動作となります。
IPフィルタリングの対象となるのは、LAN→WAN、WAN→LAN、LAN→自機、WAN→自機方向のみです。
LAN→LAN方向を設定する事はできません。  
IPフィルタリング機能は、設定保存、登録リストの編集が即動作に反映されます。
 
設定メニューの「ファイアウォール設定」より「IPフィルタリング設定」をクリックして下さい。

「IPフィルタリング設定」画面が開きます。


 
 
  IPフィルタリング機能を有効にする(チェックボックス)
  IPフィルタリング機能を有効にする場合、チェックを入れて下さい。
チェックを外した場合、登録リストに関係無く全て透過します。

  送信元IPアドレス/マスク
  送信元のIPアドレスとサブネットマスクを入力して下さい。
指定しない(any)場合は空欄にして下さい。

  宛先IPアドレス/マスク
  宛先のIPアドレスとサブネットマスクを入力して下さい。
指定しない(any)場合は空欄にして下さい。

  プロトコル
  対象とするプロトコルを選択して下さい。
any 全てのプロトコルを対象とします。
TCP+UDP TCP、UDPプロトコル両方を対象とします。
TCP TCPプロトコルを対象とします。
UDP UDPプロトコルを対象とします。
ICMP ICMP(PING)プロトコルを対象とします。

  送信元ポート
  送信元のポート番号を入力して下さい。(範囲設定可)
単一ポートを対象とする場合は、左右両方の入力欄に同じ番号を入力して下さい。
ポート番号を指定しない(any)場合は、空欄にして下さい。

  宛先ポート
  宛先のポート番号を入力して下さい。(範囲設定可)
単一ポートを対象とする場合は、左右両方の入力欄に同じ番号を入力して下さい。
ポート番号を指定しない(any)場合は、空欄にして下さい。

  送信元インターフェース、宛先インターフェース
  対象とする通信の方向を選択して下さい。 
any WANポート、LANポート両方を対象とします。(自機は含まれません。)
WAN WANポートを対象とします。
LAN LANポートを対象とします。
自機 MR-GM2への通信を対象とします。(宛先インターフェースにのみ表示)
送信元インターフェース:LAN 宛先インターフェース:WAN とした場合、LAN→WAN方向
送信元インターフェース:WAN 宛先インターフェース:LAN とした場合、WAN→LAN方向
となります。
 チェック!
IPフィルタリングの対象となるのは、LAN→WAN、WAN→LAN、LAN→自機、WAN→自機方向のみです。
LAN→LAN方向を設定する事はできません。

  フィルタ動作
  登録するフィルタの動作を選択して下さい。
透過 登録する通信を透過します。
遮断 登録する通信を遮断します。

  コメント
  登録する設定内容が判別しやすいように、コメントを入力して下さい。

  リストへ登録・設定保存(ボタン)
  設定内容をIPフィルタリング登録リストに追加します。
設定は即動作に反映されます。
 
 チェック!
IPフィルタリングは最大64個まで登録可能です。
 
 
 チェック!
送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、及び送信元ポート番号、宛先ポート番号の両方を設定した場合は「AND条件」となります。
 
 チェック!
登録リストの順番が、そのまま処理の「優先順位」になります。

  選択したエントリを編集(ボタン)
  登録リストの「選択」にチェックを入れたものを編集します。

  選択したエントリを一つ上げる(ボタン)
  登録リストの「選択」にチェックを入れたものを一つ上に移動します。
設定は即動作に反映されます。

  選択したエントリを一つ下げる(ボタン)
  登録リストの「選択」にチェックを入れたものを一つ上に移動します。
設定は即動作に反映されます。
 
 チェック!
複数のエントリを同時に移動する事はできません。

  選択したエントリを削除(ボタン)
  登録リストの「選択」にチェックを入れたものを削除します。
設定は即動作に反映されます。

  全て削除(ボタン)
  登録リストの内容全てが削除します。
設定は即動作に反映されます。
 
設定例1:IPアドレス「111.111.111.111/32」宛の通信のみ許可する

設定例2: IPアドレス「111.111.111.111/32」からの通信のみ、LAN内のWEBサーバーへのアクセスを許可する

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