6-3.拡張設定
無線LANの拡張設定について説明します。
   
無線LAN拡張設定について
初めて無線LAN環境を構築する場合や、無線LANについて詳しくない場合は、本設定は変更せずに工場出荷値のままご利用下さい。
設定内容によっては無線LANの接続性が低下する等の影響が発生する場合がありますのでご注意下さい。

設定メニューの「無線LAN設定」より「拡張設定」をクリックして下さい。

「無線LAN 拡張設定」画面が開きます。


 

  フラグメントしきい値(工場出荷値:2346)
  フラグメント(分割)するパケットサイズを設定します。
「フラグメントしきい値」よりも大きなサイズのパケットを送信する場合、「フラグメントしきい値」のサイズにフラグメント(分割)して送信します。
 チェック!
フラグメントが多数発生すると通信効率が下がる場合があります。

  RTSしきい値(工場出荷値:2347)
  RTS(Request To Send・送信要求)信号を送信するパケットサイズを設定します。
「RTSしきい値」よりも大きなサイズのパケットを送信する場合、RTS信号を送信します。

  ビーコン間隔(工場出荷値:100)
  無線電波の送出間隔を設定します。
 チェック!
設定値を小さくすると通信品質は上がりますが、他の無線機器と干渉する可能性が高くなります。

  プリアンプルタイプ(工場出荷値:ロングプリアンプル)
  無線LAN通信の同期をとるプリアンプル信号の種類(長さ) を選択します。
 チェック!
「ショートプリアンブル」を選択すると無線LANの通信速度が速くなりますが、「ショートプリアンブル」に対応していない無線LAN機器がありますのでご注意下さい。

  IAPP(工場出荷値:有効)
  無線LANクライアントが移動した等で無線LANの電波到達範囲外になった場合でも、IPアドレスを維持したまま無線LANに再接続することができます。

  プロテクション(工場出荷値:無効)
  IEEE 802.11gとIEEE 802.11bが混在する環境で、通信速度が低下する事を防ぎます。

  Aggregation(工場出荷値:有効)
  複数のパケット群のグループ化と、帯域増加のための送信を有効にします。

  Short GI(工場出荷値:有効)
  Short GI(Short Guard Interval)を設定します。
Short GIを有効にすることによりデータ通信の効率を上げることができます。
 チェック!
Short GIを使用することでデータ通信の効率を上げることができますが、反射波の影響を受けやすくなり、データ通信全体のスループットに影響を与える場合がありますのでご注意下さい。

  クライアント間 通信遮断(工場出荷値:無効)
  無線LAN セパレータ機能を有効にします。
無線LANクライアント間の通信を遮断します。
 チェック!
本製品をユニバーサルリピーターとして利用する場合は「無効」に設定して下さい。

  無線LAN/有線 LAN間通信遮断
  無線LANと有線LAN間の通信を遮断します。
工場出荷値は「無効」(通信可能)です。

  送信出力(工場出荷値:100%)
  本製品の通信出力を設定します。
初期値「100%」のままご利用下さい。

全ての設定が終わりましたら、[設定保存]ボタンをクリックして下さい。
以下の画面が表示されますので、すぐに設定を反映させる場合は[今すぐ再起動]ボタンを、引き続き設定を行う場合は[後で再起動]ボタンをクリックして下さい。




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