無線LAN機能をお使い頂くにあたっての重要事項と注意事項です。

以下の各項目をお読み頂き、内容をご理解頂いた上で無線LAN機能をお使い下さい。

 無線LANの電波に関する注意事項について
 無線LANを使用する際の注意事項について
 無線LANのセキュリティについて



 
  本製品が使用する周波数帯域では、ペースメーカーや電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ラインなどで使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)や特定小電力無線局(免許を必要としない無線局)が運用されています。
これらの近くでは、本製品を使用しないで下さい。
これらと電波干渉が発生した場合、通信速度の低下やデータの損失、伝送距離の低下等が発生する可能性があります。
  本製品の無線LAN機能が使用する電波は、一般家屋で使用されている木材やガラス等は通過しますが、金属は通過しません。
コンクリートの壁でも、内部に金属補強材が使われている場合は通過しません。
  ビル内等の比較的広いフロアであっても、フロア内に金属製パーテーション等の遮蔽物がある場合、通信できないことがあります。
  本製品を使用することにより、テレビ、ラジオ、携帯電話等に雑音が入る場合、以下のように対処して下さい。
 
 ・本製品の設置場所や向きを変える。
 ・雑音が入る機器と本製品の距離を離す。
 ・雑音が入る機器と本製品の電源を、それぞれ別の場所から取る。

先頭へ戻る



 
  通信速度最大300Mbps(規格値)や54Mbps(規格値)、11Mbps(規格値)は、IEEE802.11の無線LAN規格で定められたデータ通信速度の最大値であり、実際のデータ通信速度(実効値)ではありません。
  無線LANの伝送距離や通信速度は、使用環境や周辺環境により大きく変動します。

先頭へ戻る



 
  無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続が可能であるという利点があります。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。


通信内容を盗み見られる
  悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
 
 ・ IDやパスワード又はクレジットカード番号等の個人情報
 ・ メールの内容
  等の通信内容を盗み見られる可能性があります。
不正に侵入される
  悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
 
 ・ 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
 ・ 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
 ・ 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
 ・ コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
  などの行為をされてしまう可能性があります。



本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無線LAN製品のセキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。

本製品は工場出荷時に、以下の無線LANセキュリティ設定が施されています。


・暗号モード:WPA2 Mixied
・暗号キー:機器ごとに設定済み


お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、本製品をご使用になる前に、必ず本製品のセキュリティに関する全ての設定をマニュアルにしたがって行ってください。

参考:
6-2.セキュリティ設定

無線LANセキュリティの設定について、お客様ご自身で対処できない場合には、当社ユーザーサポートセンターまでお問い合わせ下さい。
セキュリティ対策を行わない、あるいは無線LANの仕様上、特殊な方法でセキュリティ設定が破られる等により、問題が発生してしまった場合、当社ではこれによって生じた損害に対する責任を負いかねます。

セキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様ご自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用して下さい。

先頭へ戻る