14-1.スタティックルーティング設定
スタティックルーティング設定について説明します。
送信先IPアドレス(ネットワークアドレス)により、ルーティング先ポートを振り分けることができます。
設定画面のメニューの「ルーティングの設定」の中の、[スタティックルーティング設定]をクリックして下さい。
以降、スタティックルーティング設定を行うポートに応じて、以下を参照して下さい。
PPPoEポート
WANポート
LANポート
デフォルトゲートウェイについて
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デフォルトゲートウェイポートに設定できるポートは一つだけです。
複数のポートをデフォルトゲートウェイに設定することはできませんので注意して下さい。
複数のポートをデフォルトゲートウェイに設定した場合、設定画面の上からデフォルトゲートウェイとして動作します。
PPPoEポート1>PPPoEポート2>PPPoEポート3>PPPoEポート4>WANポート1>WANポート2>LANポート
例えば、PPPoEポート1とWANポート2をデフォルトゲートウェイに設定した場合、PPPoEポート1がデフォルトゲートウェイとして動作します。
(WANポート2はデフォルトゲートウェイとして動作しません。)
■
メインポートは必ずデフォルトゲートウェイに設定して下さい。
メインポートとして動作させるポートは、必ず「デフォルトゲートウェイに設定する」にチェックを入れて下さい。
RIP機能について
他のルータの中にRIP対応のルータがある場合、NetGenesisのRIP機能(※)を使用することが可能です。
RIP機能の設定については
14-5.RIP設定
を参照して下さい。
※
WAN側へのRIP広告動作が有効となる動作モードは「ローカルルータ」のみです。
(他の動作モードの場合、動作保証外となります。)
ルーティング処理の優先順位について
NetGenesisの内部では、スタティックルーティング(RIP)→ソースルーティングの順番で処理されます。
スタティックルーティングおよびRIPにより登録されたルーティング情報に該当した通信は、ソースルーティングでは処理されません。
<<動作例>>
ソースルーティング設定
スタティックルーティング設定
送信元IPアドレス/サブネット
192.168.0.100/32
ルーティング先
PPPoE1
送信先IPアドレス/サブネット
192.168.1.0/24
ルーティング先
PPPoE2
→
上記の場合、送信元IPアドレス「192.168.0.100」から送信先ネットワークアドレス「192.168.1.0/24」宛の通信はPPPoE2へルーティングされます。
(スタティックルーティング設定の条件に合致するため、PPPoEポート1へはルーティングされません。)
設定が完了した場合は、[設定]ボタンをクリックして下さい。
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの
設定の更新
をクリックして下さい。
"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
詳しくは
3-4.設定の終了(更新・再起動)
を参照して下さい。
引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
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