WANポートのMTU/MRUの設定 〔WANポート側 ジャンボフレームの設定〕


WANポートのMTU/MRUの設定について説明します。

 メ モ
MTU(Maximum Transmission Unit)は「1回の送信で送ることができる最大データサイズ」です。
MRU(Maximum Receive Unit)は「1回の受信で受け取ることができる最大データサイズ」です。

WANポート側でジャンボフレームを有効にする場合、本設定が必要となります。
 
 チェック!
  ジャンボフレームを有効にする(使用する)場合、通信経路上の全ての機器がジャンボフレームに対応している必要があります。
  ジャンボフレームはNetGenesisのWANポートが1Gbps(1000Mbps)でリンクしている場合にのみ使用可能です。



  MTU値 (工場出荷値:1514 / 設定可能範囲:1514〜9700 ・ 単位:bytes)
  NetGenesisのWANポートのMTU値(NetGenesis WANポート −〔送信〕→WAN側の機器)を変更する場合、ここで設定します。
 
 * NetGenesisがWANポート側(WAN側の機器等)へ送信するフレームのサイズが、ここで設定するMTU値よりも大きい場合、MTU値以下のサイズに分割して送信します。
  環境に応じて設定して下さい。
 
  MRU値 (工場出荷値:9700 / 設定可能範囲:1514〜9700 ・ 単位:bytes)
  NetGenesisのWANポートのMRU値(NetGenesisのWANポート←〔受信〕−WAN側の機器)を変更する場合、ここで設定します。
 
 * ここで設定するMRU値よりもサイズの大きなフレームは受信しません。
  工場出荷値は9700bytes(最大値)になっています。
  特に変更する必要が無い場合は、工場出荷値のままお使い下さい。
  (変更する場合は環境に応じて設定して下さい。)
 
WANポートのMTU/MRUの設定と
WAN→LAN間の通信について
NetGenesisのWAN側から1514bytes以上のフレームがLAN側へ送信された場合(※1)、NetGenesisのLAN側のMTU値によって動作が異なります。
WAN側から送信されたフレームのサイズが、LANポートのMTU値よりも大きい場合、NetGenesisがフレームを(LANポートのMTU値以下のサイズへ)分割してLAN側へ送信します。
(LANポートのMTU値:工場出荷値 1514bytes)(※2)

 ※1: WAN側からLAN側へ通信が開始された場合、NetGenesisのWANポートの動作モードによって、動作が異なります。
 
  DHCPクライアントIPアドレス自動取得 〔IPアドレス変換有効〕
   または
  IPアドレス固定IPアドレス固定(1〜16個) 〔IPアドレス変換有効〕
(通信の宛先:WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス)
 
 → その通信をLAN側へ透過するためのIPマスカレードテーブルが設定されているか、DMZホスト機能が有効になっている時のみ、LAN側へ送られます。
  (上記以外の場合、IPマスカレード変換によって破棄されます。)
 
  IPアドレス固定アンナンバード(unnumbered) 〔IPアドレス変換無効〕
   または
  ローカルルータ 〔IPアドレス変換無効〕
 
 → LAN側へ送られます。
 ※2: LANポートのMTU値については 12-2.LANポートのMTU/MRUの設定 を参照して下さい。
 
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