補足情報:AutoDNS機能について

NetGenesisのAutoDNS機能について説明します。



「AutoDNS機能」とは、PPPoEポートがDNS情報を保持していない状態でも、DNSの名前解決による回線の自動接続を可能にするための機能です。

以下の全ての条件に合致したポートは、NetGenesisのProxyDNS機能に対する名前解決が発生すると、AutoDNS機能により回線の自動接続が行われます。
 

AutoDNS動作条件

 
回線接続方法の設定を「自動接続」に設定している。
 
「AutoDNS機能を使用する」にチェックが入っている。
 
「プライマリDNS〜フォースDNS」欄が空欄になってる。
 
回線が切断状態である。

 

AutoDNS動作例

NetGenesisの設定
 
PPPoEセッション1を常時接続で使用
 
PPPoEセッション2を自動接続で使用
 
PPPoEセッション2がAutoDNS動作条件に合致
 
スタティックルーティング設定でPPPoEセッション1をデフォルトゲートウェイに設定
 
スタティックルーティング設定でPPPoEセッション2に特定ネットワークアドレスを設定

パソコンの設定
 
DNS(ネーム)サーバーにNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定(ProxyDNS機能を使用)

 

パソコンでProxyDNS宛の名前解決が発生すると、NetGenesisはスタティックルーティング設定に関係なく、DNS情報を保持しているPPPoEポート(※)及びAutoDNSの動作条件に合致したPPPoEポートに対して名前解決要求する。
 ※ 本環境例で言うとPPPoEセッション1が該当します。(常時接続でDNS情報保持状態)

PPPoEセッション2が自動接続する。




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