IPアドレスを指定するパソコンと
IPアドレスを自動取得するパソコンを混在させる際の注意事項

以下、NetGenesisのLANポートIPアドレス、DHCPサーバー設定がともに工場出荷値の例を元に説明します。

LANポートIPアドレスとDHCPサーバー設定の工場出荷値
LANポートIPアドレス 192.168.0.1/24
DHCPサーバー ・DHCPサーバー機能を使用する
・先頭IPアドレス/サブネット:192.168.0.2/24
・付与IPアドレス数:253
 (192.168.0.2〜192.168.0.254を付与する)...等々

IPアドレスを指定するパソコンと、IPアドレスを自動取得するパソコンを混在させる場合、指定するIPアドレスとDHCPサーバーが付与するIPアドレスの範囲が競合しないように設定する必要があります。

例えば、パソコンに指定したIPアドレスが「192.168.0.2」(DHCPサーバーが付与するIPアドレスの範囲内)の場合、以下のように「IPアドレスの衝突」が発生する場合があります。

このようなトラブルを避けるためには、以下のように設定する必要があります。
  NetGenesisの「DHCPサーバー設定」(※1)の「付与IPアドレス数」を「253」から「10」(※2)等、少ない数へ変更する。
  IPアドレスを指定するパソコンに、NetGenesisのDHCPサーバーが付与しないIPアドレスを指定する。
 
例)  《 NetGenesisのDHCPサーバー設定 》
    ・先頭IPアドレス/サブネット 192.168.0.2/24 (変更なし)
    ・付与IPアドレス数 10 (工場出荷値の「253」から変更)
 
      → DHCPサーバーが付与するIPアドレスの範囲は「192.168.0.2〜192.168.0.11」(10個)。
 
例)  《 パソコンに指定するIPアドレス 》
    ・IPアドレス 192.168.0.100
 
      → DHCPサーバーが付与するIPアドレスの範囲外。
 
※1: DHCPサーバー設定については 12-1 DHCPサーバー設定 を参照して下さい。
※2: 「付与IPアドレス数」は、LAN内のパソコン台数(DHCPサーバーでIPアドレスを付与したい端末の台数)等に応じて変更して下さい。
 




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