10-1-1.設定例(IPマスカレードテーブル)

IPマスカレードテーブルの設定例について説明します。

必要に応じて参照して下さい。
 WWWサーバーをインターネット側へ公開する例
 FTPサーバーをインターネット側へ公開する例
 ネットワークゲームを行う例
 WAN側からNetGenesisの設定を行う例
 
10-1.IPマスカレードテーブル設定 へ戻る

WWWサーバーをインターネット側へ公開する例
 
契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のWWWサーバーをインターネット側へ公開する場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。

【 構成例 】


上記の構成例の場合、以下のように設定します。


 

登録するテーブル情報

プロトコル TCP
開始ポート番号 www-http(ポート番号:80)
終了ポート番号 www-http(ポート番号:80)
変換IPアドレス
(WWWサーバーを運用するパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100


10-1-1.設定例(IPマスカレードテーブル) へ戻る

FTPサーバーをインターネット側へ公開する例
 
契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のFTPサーバーをインターネット側へ公開する場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。

【 構成例 】


上記の構成例の場合、以下のように設定します。


 

登録するテーブル情報

プロトコル TCP
開始ポート番号 ftp(ポート番号:21)
終了ポート番号 ftp(ポート番号:21)
変換IPアドレス
(FTPサーバーを運用するパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100
 
 ※ FTPデータセッション用のTCPポートは設定不要です。
 
10-1-1.設定例(IPマスカレードテーブル) へ戻る

ネットワークゲームを行う例
 
  契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
  (ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
  NetGenesisのLAN内でネットワークゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。
 
  全てのネットワークゲームにおいて本設定が必要なわけではありません。
  あらかじめNetGenesisに接続したパソコンでネットワークゲームの動作を確認し、正しく動作しない場合のみ本設定を行うことをお勧めします。

 
ネットワークゲームとIPマスカレードテーブル
  IPマスカレードテーブルの設定を行うにあたり、使用するネットワークゲームの以下の情報が必要となります。
 
使用するプロトコル TCPプロトコルかUDPプロトコルか等
ポート番号 プロトコルの使用するポート番号xxxx等
  詳しくは、ネットワークゲームのマニュアル等を参照して下さい。

  TCP、UDP、ICMP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しません。

  ネットワークゲームによっては、LAN内の複数台のパソコンで同時使用ができないものがあります。
  あらかじめご了承下さい。

以下、ネットワークゲーム(TCP4000、UDP6112を使用)を行う際の構成例です。



上記の構成例の場合、以下のように設定します。



登録するテーブル情報1
プロトコル TCP
開始ポート番号 4000
終了ポート番号 4000
変換IPアドレス
(ゲームを行うパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100
 
登録するテーブル情報2
プロトコル UDP
開始ポート番号 6112
終了ポート番号 6119
変換IPアドレス
(ゲームを行うパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100
 
10-1-1.設定例(IPマスカレードテーブル) へ戻る

WAN側からNetGenesisの設定を行う例
【 構成例 】

 
  インターネット側からNetGenesisの設定画面へログオンする場合、本設定の他にセキュリティ設定が必要です。
  セキュリティ設定については、 15-1.セキュリティ設定 を参照して下さい。
  WWWサーバーをインターネット側へ公開する設定と本設定を併用する場合は、NetGenesisの設定ポート番号を80から変更して下さい。
  NetGenesisの設定には工場出荷値状態でTCPポート番号80(www-http)が使用されますので、WWWサーバーの通信と競合してしまいます。
その場合は、NetGenesisの設定ポート番号を変更して回避して下さい。
設定ポート番号の変更方法については、15-1.セキュリティ設定 を参照して下さい。
(複数のグローバルIPアドレスを使用して、NAT変換でWWWサーバーをインターネット側へ公開している場合は問題ありません。)

上記の構成例の場合、以下のように設定します。


 

登録するテーブル情報

プロトコル TCP
開始ポート番号 80(www-http)(※)
終了ポート番号 80(www-http)(※)
変換IPアドレス
(NetGenesisのLANポートIPアドレス)
192.168.0.1
 
15-1.セキュリティ設定 でNetGenesisの設定ポート番号を変更した場合は、変更したポート番号を入力して下さい。
 
10-1-1.設定例(IPマスカレードテーブル) へ戻る