セキュリティポリシー
PPPoEマルチセッション機能を使用して、フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイドへの接続とインターネットへの接続を同時に行います。


拠点AにはNTTより「192.168.100.0/24」がLAN型で払い出しされており、拠点Bには「192.168.200.0/24」がLAN型で払い出しされていると仮定します。

拠点AのNetGenesisは、PPPoEセッション1でフレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイドへアンナンバードで接続する設定を行い、PPPoEセッション2でインターネットへ接続する設定を行います。

上記環境で、拠点A-B間(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)でのWindowsファイル共有を透過する設定を拠点AのNetGenesisに行います。
(PPPoEポート1(セッション1)側のみWindowsファイル共有を許可し、PPPoEポート2(セッション2)側は工場出荷値のファイアウォールで遮断します。)

注意事項

■「ファイアウォール設定」画面で「設定されていないIPフレームは透過する」を選択して下さい。

■本設定例では工場出荷値に登録されている4つのテーブルを利用します。(netbios関係、及びmicrosoft-dsの遮断。)
工場出荷値に登録されているテーブルを削除しないで下さい。
削除してしまった場合は、こちら を参照して新たに追加して下さい。

■本設定例で追加する8つのテーブルは、必ず工場出荷値に登録されている4つのテーブルより上に移動して下さい。
移動しない場合、意図した動作になりませんので注意して下さい。

■拠点B側でも「TCP137〜139、UDP137〜139」、及び「TCP445、UDP445」」の透過設定が必要です。
拠点B側で上記がファイアウォール等で遮断されている場合は、Windowsファイル共有の通信はできませんのでご注意下さい。

追加するフィルタ

目的

追加 1
 Action PASS(透過)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 137/139 Dst. 137/139 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : TCP Flags −(未設定)
LAN側→PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)方向の「netbios-ns」、「netbios-dgm」、「netbios-ssn」(TCPプロトコル)の通信を透過します。
追加 2
 Action PASS(透過)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 137/139 Dst. 137/139 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : TCP Flags −(未設定)
PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)→LAN側方向の「netbios-ns」、「netbios-dgm」、「netbios-ssn」(TCPプロトコル)の通信を透過します。
追加 3
 Action PASS(透過)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 137/139 Dst. 137/139 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : UDP Flags −(未設定)
LAN側→PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)方向の「netbios-ns」、「netbios-dgm」、「netbios-ssn」(UDPプロトコル)の通信を透過します。
追加 4
 Action PASS(透過)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 137/139 Dst. 137/139 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : UDP Flags −(未設定)
PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)→LAN側方向の「netbios-ns」、「netbios-dgm」、「netbios-ssn」(UDPプロトコル)の通信を透過します。
追加 5
 Action PASS(透過)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 445 Dst. 445 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : TCP Flags −(未設定)
LAN側→PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)方向の「microsoft-ds」(TCPプロトコル)の通信を透過します。
追加 6
 Action PASS(透過)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 445 Dst. 445 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : TCP Flags −(未設定)
PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)→LAN側方向の「microsoft-ds」(TCPプロトコル)の通信を透過します。
追加 7
 Action PASS(透過)

 IN

lan

 OUT

PPPoE1
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 445 Dst. 445 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : UDP Flags −(未設定)
LAN側→PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイド)方向の「microsoft-ds」(UDPプロトコル)の通信を透過します。
追加 8
 Action PASS(透過)

 IN

PPPoE1

 OUT

lan
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 445 Dst. 445 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : UDP Flags −(未設定)
PPPoEセッション1(フレッツ・グループアクセス/フレッツ・VPNワイドへ)→LAN側方向の「microsoft-ds」(UDPプロトコル)の通信を透過します。

- 備考 -
工場出荷値のテーブルを削除してしまった場合は、以下のテーブルを追加8以降に追加して下さい。

追加するフィルタ

目的

 Action CUT(遮断)

 IN

any

 OUT

any
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 137/139 Dst. 137/139 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : TCP Flags −(未設定)
全方向の「netbios-ns」、「netbios-dgm」、「netbios-ssn」(TCPプロトコル)の通信を遮断します。
 Action CUT(遮断)

 IN

any

 OUT

any
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 137/139 Dst. 137/139 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : UDP Flags −(未設定)
全方向の「netbios-ns」、「netbios-dgm」、「netbios-ssn」(UDPプロトコル)の通信を遮断します。
 Action CUT(遮断)

 IN

any

 OUT

any
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 445 Dst. 445 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : TCP Flags −(未設定)
全方向の「microsoft-ds」(TCPプロトコル)の通信を遮断します。
 Action CUT(遮断)

 IN

any

 OUT

any
 IP/Mask :  Src. −(空欄) Dst. −(空欄) AND/OR
 Port No.:  Src. 445 Dst. 445 AND/OR or
 DNS QTYPE: −(空欄)
 Protocol : UDP Flags −(未設定)
全方向の「microsoft-ds」(UDPプロトコル)の通信を遮断します。

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