5. 無線LAN設定例

NetGenesis SuperOPTAirの無線LAN機能を使用し、無線LANを構築する例について説明します。
NetGenesisの「DHCPサーバーを利用する」ことを前提に説明します。
 * 各パソコンのTCP/IP設定は「IPアドレスを自動的に取得」や「DHCPサーバーを参照」に設定するだけで完了となります。

以下の2種類の環境を例に説明します。
   NetGenesis SuperOPTAirの無線LAN設定が工場出荷値の例
NetGenesis SuperOPTAirのSSID(ESS ID)変更とWEP設定の両方を行う例(推奨)
 

  NetGenesis SuperOPTAirの無線LAN設定が工場出荷値の例
  NetGenesis SuperOPTAirの無線LAN設定が工場出荷値(購入後、初めて電源をONにした状態)の場合の、無線LANの構築例について説明します。
  この場合、無線LANカード/アダプタをセットアップしたパソコン側に以下の設定を行って下さい。
 
 * 以下の設定を行うことにより、パソコンからNetGenesis SuperOPTAirへ無線LANで接続できるようになります。
 
【 無線LANカード/アダプタ 設定内容 】
NetGenesis SuperOPTAirの設定をまだ行っていない場合(工場出荷状態)
  通信モード インフラストラクチャモード
  SSID(ESS ID) NetGenesis SuperOPTAirのLANポートMACアドレス(※)
  WEP 無効

無線LANカード/アダプタの設定は、無線LANカード/アダプタに付属のソフトウェア等で行って下さい。
設定方法等については、無線LANカード/アダプタのマニュアルを参照して下さい。
 
 
   NetGenesis SuperOPTAirのLANポートMACアドレスは、本体側面のシールで確認することができます。
  
NetGenesis SuperOPTAirのSSID(ESS ID)(工場出荷状態)
 → 001038123457
  上記のSSID(ESS ID)を無線LANカード/アダプタに設定します。
  ※1: なお、LANポートMACアドレスに「A〜F」(大文字)が含まれている場合、実際のSSID(ESS ID)は「a〜f」(半角小文字)になります。
  
NetGenesis SuperOPTAirのSSID(ESS ID)(工場出荷状態)
 → 00103812abce
  上記のSSID(ESS ID)を無線LANカード/アダプタに設定します。
     上記のシール・設定内容は一例です。
実際に設定を行う際は、必ず本体側面のシールを確認して下さい。
 
【 構成例 】
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  NetGenesis SuperOPTAirのSSID(ESS ID)変更とWEP設定の両方を行う例(推奨)
  NetGenesis SuperOPTAirのSSID(ESS ID)を変更し、かつWEP設定を行う例について説明します。
  無線LAN機能を使用するにあたり、WEP設定(無線通信の暗号化)とMACアドレス登録機能の設定(MACアドレスによる接続許可・拒否設定)を行うことを強く推奨します。
 
この例では「WEP設定」についてのみ説明します。
 
WEP設定(無線通信の暗号化)を行うことにより、無線を使った第三者による回線の不正使用を防ぐことができます。
  この場合、無線LANカード/アダプタをセットアップしたパソコン側に、以下の設定を行って下さい。
 
【 無線LANカード/アダプタ 設定内容 】
注意) NetGenesis SuperOPTAirの設定とLAN内の各無線LANカード/アダプタ(パソコン)の設定を、全て同じにすること。
  通信モード インフラストラクチャモード
  SSID(ESS ID) 任意の文字列(半角英数字 32文字まで)
  WEP 有効(64bit または 128bit) (※1)
    WEPキー(文字列 または 16進数) (※2)

無線LANカード/アダプタの設定は、無線LANカード/アダプタに付属のソフトウェア等で行って下さい。
設定方法等については、無線LANカード/アダプタのマニュアルを参照して下さい。
 
 
※1: WEPの「64bit」「128bit」のどちらを使うかは、無線LANカード/アダプタ側に合わせて無線LAN内で統一して下さい。
  「64bit」と「128bit」を混在させることはできません。
  例えば、無線LANカード/アダプタがサポートしているWEPが64bit(40bit)で、NetGenesis SuperOPTAirのWEPを128bitに設定した場合、無線LAN通信ができません。
  なお、無線LANカード/アダプタ付属のソフトウェアやマニュアル等のWEPの表記と、NetGenesis SuperOPTAir側のWEPの表記が異なっている場合があります。
  その場合は、以下のように読み替えて下さい。
 
無線LANカード/アダプタ
WEPの表記
NetGenesis SuperOPTAir
WEPの表記
40bit 64bit
104bit 128bit

 
※2: 無線LANカード/アダプタ独自の暗号化方式(任意のキーワードを入力し、それを元にランダムな暗号キーを作成する方式等)には対応していません。
  WEPキーの自動生成・提供も行いません。
  (Windows XPの「キーは自動的に提供される」のチェックは外して下さい。)
  必ず、NetGenesis SuperOPTAirに設定したWEPキーを、無線LANカード/アダプタ側に設定するようにして下さい。
 
 * NetGenesis SuperOPTAirに設定可能なWEPキーの文字については 16進数(16進コード)と半角英数字/記号の対応表 を参考にして下さい。
 
【 構成例 】
 

NetGenesis SuperOPTAir 無線LANポートの設定
 
設定画面 設定項目 工場出荷値 上記構成例での設定値
IEEE 802.11b
基本設定
無線LAN機能を使用する チェックあり (変更なし)
SSID(ESS ID) 001038xxxxxx(※1) MRL041807030818
無線チャンネル CH1 (※2)
RTSしきい値を設定する チェックなし (変更なし)
RTSしきい値 2432 (変更なし)
フラグメントしきい値を設定する チェックなし (変更なし)
フラグメントしきい値 2346 (変更なし)
IEEE 802.11b
セキュリティ
設定
暗号化認証方式 Open + Shared (変更なし)
暗号化 無効 64bit
WEPキー1 nwg88 (文字列で設定)
WEPキー2
WEPキー3
WEPキー4
ビーコンフレーム上のSSID(ESS ID)を隠す チェックなし (変更なし)(※3)
SSID(ESS ID)を指定しない接続(ANY接続)を拒否する チェックなし (変更なし)(※3)
MACアドレスの処理ポリシー 全てのMACアドレスの接続を許可する (変更なし)(※3)
MACアドレス登録リスト 登録なし (変更なし)(※3)
 
※1: LANポートMACアドレスです。
"xxxxxx" の部分は本体毎に異なります。
本体側面のシールで確認して下さい。
※2: NetGenesis SuperOPTAirの電波の範囲内に別の無線LANアクセスポイントが存在する場合、電波の干渉を避けるため、それぞれのアクセスポイントの無線チャンネル(周波数)が重ならないように設定する必要があります。
  2.IEEE 802.11b 基本設定(無線チャンネルの設定) を参照して下さい。
※3: これらの設定を行うことにより、セキュリティを向上させることが可能です。
  3.IEEE 802.11b セキュリティ設定 を参照して下さい。
   
 

無線LANパソコン1〜2の無線LANカード/アダプタの設定
 
設定項目 上記構成例での設定値
SSID(ESS ID) MRL041807030818
WEP 64bit
WEPキー nwg88 (文字列・ASCII設定)
無線LANカード/アダプタの設定は、無線LANカード/アダプタに付属の
ソフトウェア等で行って下さい。
設定方法等については、無線LANカード/アダプタのマニュアルを参照
して下さい。
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