第9章  DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定

DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定について説明します。
 
  9-1 DMZホスト機能の設定
  DMZホスト機能とは「インターネット側(WAN側)から発信された全てのIPフレームを、LAN内の特定のIPアドレスへ転送する機能」です。
  この機能により、NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用することや、ネットワークゲームを行うこと等が可能となります。
 
  DMZホスト機能を使用する場合、転送先に設定したパソコン・IPアドレスは、セキュリティが低下しますので注意して下さい。
  契約しているISPによっては、DMZホスト機能を有効にしても動作しないソフトウェアがあります。
(ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワークゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。
  TCP、UDP、ICMP、ESP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、DMZホスト機能を有効にしても動作しません。

 

9-2 IPマスカレードテーブル設定
  IPマスカレードテーブルとは、「インターネット側から発信されたIPフレームを、プロトコルやポート番号に応じてLAN内の特定のIPアドレスへ転送する機能」です。
  この機能により、NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用することや、ネットワークゲームを行うこと等が可能となります。
 
  契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワークゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。
  TCP、UDP、ICMP、GRE、ESP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しません。