使用するモデム/ターミナルアダプタの設定について説明します。
NetGenesis Plusの内蔵モデムを使用する場合は、こちらを参照して下さい。
外付けのアナログモデム/ターミナルアダプタを使用する場合は、以下の手順で「モデム/TAの設定」画面を開いて下さい。
- 「NetGenesisの設定」画面で使用するシリアルポートの[動作設定]ボタンをクリックして下さい。
- 「モデム/TAの設定」画面が開きます。
「モデム/TAの設定」画面が開きましたら、以下の各項目を設定して下さい。
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以下を参照して、使用するモデム/ターミナルアダプタの設定を行って下さい。
工場出荷値として
「Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps)」
が選択されています。
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アナログモデムを使用する場合、このまま変更せずにお使い下さい。 |
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追加ATコマンド(オプション)の設定 へ進んで下さい。 |
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「Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps)」で動作しなかった場合のみ、以下の手順でモデムの選択を行って下さい。 |
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「登録されているモデム/ターミナルアダプタ一覧」には、以下の機種が工場出荷値として標準登録されています。
メーカー名 |
機種名 |
マイクロ総合研究所 |
MDS128TA (PPP64K、MP128K) |
マイクロ総合研究所 |
MR560/V56 SERIES |
AIWA |
TM-AD1283/ED1283 (PPP64K) |
NEC |
AtermITシリーズ (PPP64K) |
NTT |
INS-Mate V30Tower (PPP64K) |
NTT-ME |
MN128/MN128mini (PPP64K) |
OMRON |
MT128S-DR(W)/(V)/(S) (PPP64K) |
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【 注意 】 |
左の各機種については、弊社が独自に動作確認を行ったものです。各メーカーがNetGenesisでの動作を保証するものではありませんので、ご注意下さい。(マイクロ総合研究所の製品を除く。) |
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使用しているモデム/ターミナルアダプタが上記一覧にある場合 |
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「登録されているモデム/ターミナルアダプタ一覧」から使用しているモデム/ターミナルアダプタを選択して、[選択]ボタンをクリックして下さい。
「現在選択されているモデム/ターミナルアダプタ」に選択したモデム/ターミナルアダプタ名が表示されます。 |
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使用しているモデム/ターミナルアダプタが上記一覧にない場合
または、上記一覧にある機種で、MP接続(128Kbps接続)を行う場合 |
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使用しているモデム/ターミナルアダプタが上記一覧にない場合で、メーカー配布のinfファイルも紛失してしまい入手できない場合 |
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工場出荷値の「Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps)」のまま変更せず、追加ATコマンド(オプション)の設定
へ進んで下さい。 |
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追加ATコマンドの設定について説明します。
(必要に応じて設定して下さい。設定しない場合は 7-8 通信速度の設定 へ進んで下さい。)
以下に該当する場合、追加ATコマンドの設定は必須です。 |
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ターミナルアダプタに付属していたWindows用infファイルを紛失してしまい、入手することができない。 |
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または.... |
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MacOSで設定を行っていて、ターミナルアダプタに付属のCD-ROMの中から、Windows用infファイルを見つけることができなかった。 |
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「現在 選択されているモデム/ターミナルアダプタ」欄が
「-- Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps」
のまま(工場出荷値)になっている。 |
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追加するATコマンド※については、使用するターミナルアダプタのマニュアルを参照して下さい。 |
※ |
ターミナルアダプタのマニュアルの中で、「データポートの設定」や「通信モードの設定」、「回線速度の設定」等のATコマンドを調べ、接続先のISP等にあった設定を行うようにして下さい。(同期64Kbps・PPPや同期128Kbps・MP等) |
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[追加ATコマンド(オプション)]欄で設定するATコマンドは、モデム/TAがダイヤルを行う直前にモデム/TAへ送られます。infファイルの設定値よりも優先されます。 |
追加ATコマンドを入力する例としては、以下のようなケースがあります。
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ターミナルアダプタの通信モード(同期64Kbpsや同期128Kbps等)を設定したい場合。
(Windows用infファイルを紛失した場合等。) |
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ターミナルアダプタのBOD機能を設定したい場合。 |
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モデムスピーカーの音量調整を行いたい場合。 |
・ |
モデムとISP間の接続速度を設定したい場合。 |
・ |
モデムをPBXの0発信の回線に接続する場合。
(ダイヤルトーンの検出をしないように設定したい場合) |
※ |
追加するATコマンドについては、使用するモデム/TAのマニュアルを参照して下さい。 |
例えば、MicroReseach MDS128TAを使用していて、infファイルを入手できない場合、「現在
選択されているモデム/ターミナルアダプタ」欄は「-- Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps」のままで、「追加ATコマンド」欄に「AT$D1=2」(同期64Kbps通信)コマンドを追加します。
備考1 〜 CD信号の設定について 〜
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モデム/TAの設定は、「通信中にCD(キャリア)信号がONになる」※ように設定して下さい。 |
「CD信号を常にONにする」設定にはしないで下さい。 |
一般的に、CD信号の制御コマンドは AT&Cコマンドです。
(詳しくは、使用するモデム/TAのマニュアルを参照して下さい。) |
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モデム/TAの工場出荷値が AT&C1 の場合
CD信号は、キャリアが検出されるとONになります。(○)
[追加ATコマンド(オプション)]に追加する必要ありません。 |
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モデム/TAの工場出荷値が AT&C0 の場合
CD信号を常にONにします。(×)
[追加ATコマンド(オプション)]に AT&C1 を設定しなければなりません。 |
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※ |
モデム/TAのマニュアルには「相手モデムのキャリアに従う」や「キャリアが検出されるとCD信号がON」等、記載されている内容が異なる場合があります。 |
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備考2 〜 自動着信の設定について 〜
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NetGenesisの接続機能の中のRASサーバーIP接続、RASクライアントIP接続(コールバック時)、ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続、LAN型ダイヤルアップIP接続を使用する場合、モデム/TAの自動着信を必ずOFFに設定して下さい。 |
一般的に、自動着信の制御コマンドは ATS0=nコマンドです。
(詳しくは使用するモデム/TAのマニュアルを参照して下さい。) |
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モデム/TAの工場出荷値が ATS0=0 の場合
自動着信OFFです。(○)
[追加ATコマンド(オプション)]に追加する必要ありません。 |
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モデム/TAの工場出荷値が ATS0=1 の場合
自動着信ONです。(×)
(着信音が1回鳴ったら自動着信する。)
[追加ATコマンド(オプション)]に ATS0=0 を設定しなければなりません。 |
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以上でモデム/ターミナルアダプタの設定は完了です。
7-8 通信速度の設定 へ進んで下さい。
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