SYSLOGの表示例

SYSLOGの表示例を、RASサーバーIP接続を例に説明します。

以下の各項目を参照して下さい。
  RASサーバーIP接続の接続成功例
  RASサーバーIP接続の接続失敗例



RASサーバーIP接続の接続成功例

 ※ 以下は、モデムを使用した場合の例です。

2001/06/15 15:50:19 [Lv6:F01] S01: : RAS Server configuration, My IP=192.168.0.1 Peer IP=192.168.0.2 A
2001/06/15 15:50:20 [Lv6:F01] S01:-->: AT
2001/06/15 15:50:20 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 15:50:21 [Lv6:F01] S01:-->: ATE0V1
2001/06/15 15:50:21 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 16:11:34 [Lv6:F01] S01:<--: RING
B
2001/06/15 16:11:37 [Lv6:F01] S01:<--: RING
B
2001/06/15 16:11:38 [Lv6:F01] S01:-->: ATA
C
2001/06/15 16:11:55 [Lv6:F01] S01:<--: CARRIER 33600 PROTOCOL: LAP-M
COMPRESSION: V.42BIS CONNECT 33600
D

2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: Open start.
2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: LCP UP.
2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: CHAP UP.
E
2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: CBCP UP.
2001/06/15 16:12:02 [Lv6:F01] S01:-->: +++
2001/06/15 16:12:04 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 16:12:04 [Lv6:F01] S01:-->: ATH
F
2001/06/15 16:12:05 [Lv6:F01] S01:<--: OK

2001/06/15 16:12:19 [Lv6:F01] S01:-->: AT
2001/06/15 16:12:19 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 16:12:19 [Lv6:F01] S01:-->: ATE0V1
2001/06/15 16:12:19 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 16:12:20 [Lv6:F01] S01:-->: ATDT########
G
2001/06/15 16:12:52 [Lv6:F01] S01:<--: CARRIER 33600 PROTOCOL: LAP-M
COMPRESSION: V.42BIS CONNECT 33600
D

2001/06/15 16:12:54 [Lv6:F01] S01:PPP: Open start.
2001/06/15 16:12:54 [Lv6:F01] S01:PPP: LCP UP.
2001/06/15 16:12:54 [Lv6:F01] S01:PPP: CHAP UP.
E
2001/06/15 16:12:55 [Lv6:F01] S01:PPP: IPCP UP. My IP=192.168.0.1, Peer IP=192.168.0.2
H
2001/06/15 16:12:55 [Lv6:F01] S01: : Connect successfully, User 1. (--:--:--)
I


 A NetGenesisの設定を更新して、RASサーバーが起動した。
(サーバーIPアドレス「192.168.0.1」、RASクライアントに割り当てるIPアドレス「192.168.0.2」)

 B 相手からの呼び出し「RING」を受信した。
(使用するモデム/TAによっては、数字で表示される場合があります。)

 C 「RING」を2回受信したので、NetGenesisがモデム/TAに「ATA」コマンド(応答コマンド)を送出した。
(「RING」の表示回数は、8-1 IPアドレスと着信リング回数の設定 で設定した着信リング回数によって変わります。)

 D RASクライアントとの回線接続が完了した。
(使用するモデム/TAによっては、単に「CONNECT」のみが表示されたり、数字が表示されることがあります。)
 E RASクライアントとのユーザー認証(ユーザー名、パスワードの確認)が開始され、正しく認証が完了した。(CHAP UP)

 F コールバック処理のため、NetGenesisが回線切断コマンド「ATH」を送出した。
(使用するモデム/TAによっては、数字で表示される場合があります。)

 G ダイヤルコマンドを発信した。
(コールバック先にダイヤルを開始した。)

 H RASクライアントへIPアドレスを割り当てた。
(サーバーIPアドレス「192.168.0.1」、RASクライアントに割り当てたIPアドレス「192.168.0.2」)

 I 接続が完了した。




RASサーバーIP接続の接続失敗例

 ※ 以下は、モデムを使用した場合の例です。

2001/06/15 15:50:19 [Lv6:F01] S01: : RAS Server configuration, My IP=192.168.0.1 Peer IP=192.168.0.2
2001/06/15 15:50:20 [Lv6:F01] S01:-->: AT
A
2001/06/15 15:50:20 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 15:50:21 [Lv6:F01] S01:-->: ATE0V1
2001/06/15 15:50:21 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 16:11:34 [Lv6:F01] S01:<--: RING
B
2001/06/15 16:11:37 [Lv6:F01] S01:<--: RING
2001/06/15 16:11:38 [Lv6:F01] S01:-->: ATA
2001/06/15 16:11:55 [Lv6:F01] S01:<--: CARRIER 33600 PROTOCOL: LAP-M
COMPRESSION: V.42BIS CONNECT 33600
C

2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: Open start.
D
2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: LCP UP.
2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: CHAP DOWN.
E
2001/06/15 16:11:57 [Lv6:F01] S01:PPP: LCP DOWN.
2001/06/15 16:12:02 [Lv6:F01] S01:-->: +++
2001/06/15 16:12:04 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/06/15 16:12:04 [Lv6:F01] S01:-->: ATH
2001/06/15 16:12:05 [Lv6:F01] S01:<--: OK


 A 最初の「AT」で止まってしまった場合、以下を確認して下さい。
  ● NetGenesis背面のシリアルポート(S1、S2端子)とモデム/TAが正しく接続されていますか?
  ● NetGenesis4を使用している場合、NetGenesis4専用シリアルケーブル(9ピン-25ピンの変換ケーブル)を使用していますか?
(モデム/TAに付属しているMacintosh用シリアルケーブルと間違いやすいので注意して下さい。)
  ● NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
  ● USBポート搭載のTAをお使いの場合は、必ずUSBケーブルを外して下さい。
TAの機種によっては、USBケーブルを接続していると、シリアルポートが使用できない場合があります。(詳しくはTAのマニュアルを参照して下さい。)
  ● NetGenesisに接続したモデム/TAの電源は入っていますか?
  ● 通信速度の設定は合っていますか?
7-8 通信速度の設定 を参照して下さい。

 B 相手からの呼び出し「RING」を受信しない場合、RASクライアント側のアクセスポイント(電話番号)が正しく設定されているか確認して下さい。

 C 「NO CARRIER」と返ってきた場合、以下を確認して下さい。
  ● モデム/TAの自動着信機能を無効にしていますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定、追加ATコマンド(オプション)の設定 の中の 備考2 〜 自動着信の設定について 〜 を参照して下さい。

 D 「Open start」が表示されない場合、以下を確認して下さい。
  ● モデム/TAの設定は「通信中にCD(キャリア)信号がONになる」ようになっていますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定、追加ATコマンド(オプション)の設定 の中の 備考1 〜 CD信号の設定について 〜 を参照して下さい。
  ● TAを使用している場合、通信モード(非同期接続、同期64K接続等)は合っていますか?
「モデム/TAの設定」画面、「現在 選択されているモデム/ターミナルアダプタ」欄が「-- Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps)」の状態の場合、通信モードにあった追加ATコマンドを設定していますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定 を参照して下さい。
  ● NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
また、NetGenesis4を使用している場合、NetGenesis4専用シリアルケーブル(9ピン-25ピンの変換ケーブル)を使用していますか?
(モデム/TAに付属しているMacintosh用シリアルケーブルと間違いやすいので注意して下さい。)

 E 「CHAP DOWN」と表示された場合、RASサーバー側のユーザー認証情報と、RASクライアント側の認証情報が一致しているか確認して下さい。