第8章 RASサーバーIP接続の設定


本章では、RASサーバーIP接続の設定について説明します。

以下の手順で、RASサーバーIP接続の詳細設定画面を表示して下さい。

  1. 「シリアルポート(1or2)の設定」画面で、[接続動作の設定]ボタンをクリックして下さい。
    NetGenesis Plusの場合は、「モデムポート(シリアルポート)の設定」画面


  2. [RASサーバーIP接続]を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックして下さい。

    ダイヤルアップIP接続とRASサーバーIP接続を併用する場合は、[ダイヤルアップIP接続とRASサーバーIP接続を併用]を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックして、「ダイヤルアップIP接続の設定」画面の中の[RASサーバーの設定]ボタンをクリックして下さい。

以下の各項目を設定して下さい。


RASサーバーIP接続の設定

8-1 IPアドレスと着信リング回数の設定
RASサーバー、及びRASクライアントに割り当てるIPアドレスの設定及び、NetGenesisが着信を行う際の、呼び出し音回数の設定を行います。
8-2 ユーザーの登録
NetGenesisのRASサーバーに接続する、RASクライアントの登録について説明します。
8-3 無通信自動切断の設定
回線を自動的に切断するための設定を行います。
8-4 無切断時間の指定
無切断時間を指定します。
8-5 ネームサーバーの設定
DNSサーバーのIPアドレスの設定について説明します。
8-6 スタティックルーティングの設定
LANポートのスタティックルーティング設定について説明します。
8-7 設定の保存(更新)
NetGenesisの設定を保存(更新)する手順について説明します。



8-1 IPアドレスと着信リング回数の設定


RASサーバー(NetGenesis)、及びRASクライアントに割り当てるIPアドレスの設定及び、NetGenesisが着信を行う際の、呼び出し音回数の設定について説明します。

  ※ 「RASサーバーIP接続の設定」画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。 (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

NetGenesisのDHCPサーバーを使う
 → サーバーIPアドレスにNetGenesisのLANポートのIPアドレスを設定し、RASクライアントはNetGenesisのDHCPサーバーから自動的にIPアドレスを取得します。
IPアドレスを指定する
 → サーバーIPアドレスにNetGenesisのLANポートのIPアドレスを設定するか、もしくは別のIPアドレスを指定できます。
また、RASクライアントに付与するIPアドレスを指定することができます。
着信リング回数
 → NetGenesisが着信を行う際の呼び出し音回数を1〜99の範囲で設定して下さい。

Check
Point

NetGenesisがRASクライアントに付与する情報は、IPアドレスのみです。
サブネットマスク、DNSサーバーなどの情報は付与しません。


デフォルト・ダイヤルアウト接続の設定が完了しましたら、8-2 ユーザーの登録 へ進んで下さい。



8-2 ユーザーの登録


ユーザー(RASクライアント)の登録について説明します。

Check
Point

登録可能なユーザー数は、シリアルポート1、2(NetGenesis Plusの場合はモデムポート、シリアルポート)共通で最大64ユーザーです。


以下の手順で、ユーザー(RASクライアント)の登録を行って下さい。
  1. 「RASサーバーIP接続の設定」画面で、[ユーザー登録ボタン]をクリックして下さい。

      ※ 「RASサーバーIP接続の設定」画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。 (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)


  2. 「ユーザー登録」画面が表示されますので、各項目を参照して設定を行って下さい。

    ユーザー名、パスワード、パスワード再入力 ※1
     → RASクライアントのユーザー名、パスワードを入力します。
    着信するポートの指定 ※2
     → 登録するユーザーが着信する、NetGenesisのポートを指定します。
    また、NetGenesisのシリアルポート1、2(NetGenesis Plusの場合はモデムポートとシリアルポート)の両ポートに着信する設定も可能です。
    コールバックを許可する ※3
     → コールバックの設定を行います。また、コールバックする電話番号の設定も行います。

    Check
    Point

    登録するユーザー(RASクライアント)が、Windows 95/98/Me/NT4.0/2000のRASクライアント(ダイヤルアップネットワーク等)、またはNetGenesisの場合にのみ、コールバック接続を行うことができます。
    追加
     → ※1、※2、※3で設定した項目を[追加]ボタンで登録リストに追加します。
    ([追加]ボタンをクリックしないとユーザーは登録されません。)
    編集
     → 登録済みのユーザー情報を編集します。
    登録リストに表示されているユーザーを選択して、[編集]ボタンをクリックすると※1、※2、※3にそれぞれの情報が表示されますので、それらを編集して下さい。
    編集が完了しましたら、[追加]ボタンをクリックして下さい。
    削除
     → 登録済みのユーザー情報を削除します。
    登録リストに表示されているユーザーを選択して、[削除]ボタンをクリックして下さい。
    登録リスト
     → 現在登録されているユーザ名、着信するポート、コールバックの設定が表示されます。


  3. ユーザー登録が完了しましたら、OKボタンをクリックして下さい。


  4. 「RASサーバーIP接続の設定」画面に戻ると、登録リストにユーザー情報が表示されます。


ユーザーの登録は完了しましたら、8-3 無通信自動切断の設定 へ進んで下さい。



8-3 無通信自動切断の設定


無通信自動切断の設定について説明します。

  1. 「RASサーバーIP接続の設定」画面で、[自動切断の設定]ボタンをクリックして下さい。

      ※ 「RASサーバーIP接続の設定」画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。 (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

    「自動接続・切断の設定」画面が開きます。


  2. 必要に応じて、「無通信自動切断」欄のプルダウンメニューから「送信無通信時間」、「受信無通信時間」を10秒〜600分の範囲で設定して下さい。

    Check
    Point

    工場出荷値は3分です。
    特に変更する必要が無い場合、このままお使い下さい。
    無通信自動切断機能を無効にすることはできません。


無通信自動切断の設定が完了しましたら、8-4 無切断時間の指定 へ進んで下さい。



8-4 無切断時間の指定


無切断時間を指定について説明します。

ここで設定した開始時刻から終了時刻までの間は、無通信自動切断の設定を無効にし、終了時刻に達した時点で回線を切断します。

必要に応じて設定を行って下さい。

  1. 「RASサーバーIP接続の設定」画面で、[自動切断の設定]ボタンをクリックして下さい。

      ※ 「RASサーバーIP接続の設定」画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。 (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)


  2. 「自動接続・切断の設定」画面が開きます。

    「無切断時間を指定する」欄の以下の項目を設定して下さい。

無切断時間を指定する
 → 無切断時間を指定する場合、チェックを入れて下さい。
xx時xx分からxx時xx分までは、無通信自動切断を無効とする。
 → 無切断時間の開始時刻と終了時刻を入力して下さい。
テレホーダイ時間(23時〜7時59分)に設定
 → テレホーダイサービス時間帯を設定することができます。
切断時刻に通信があった場合は、無通信自動切断により切断を行う
 → 無切断時間の終了時刻に達した時点でも、通信中の場合は回線を切断したくないときに、チェックを入れて下さい。

Check
Point

無切断時間を指定する場合は、モデム/ターミナルアダプタに搭載されている自動切断機能を無効にして下さい。
自動切断機能の設定方法については、モデム/ターミナルアダプタのマニュアル等を参照して下さい。

無切断時間を指定する際の注意
「無切断時間を指定する」の設定を行う場合、必ずNetGenesisの時刻を合わせて下さい。
NetGenesisの時刻を合わせないと、「無切断時間を指定する」の設定が動作しませんので、注意して下さい。
NetGenesisの時刻を合わせる方法には、以下の2種類があります。
(どちらかを必ず行って下さい。)

 ・ 「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)で[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリックする方法
NWG設定サーバーを起動したパソコンの時刻を、NetGenesisに設定します。
詳しくは、 13-2 NetGenesisの時刻を合わせる を参照して下さい。

 ・ NetGenesisの「SNTPクライアント」機能を利用する方法
インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバー(時刻情報のサーバー)を利用して、NetGenesisに時刻を設定します。
SNTPクライアント機能を使用する場合は、以下から「LANポートの設定マニュアル」をダウンロードして、SNTPサーバー/クライアントの設定の項目を参照して下さい。

NetGenesis機能別マニュアルダウンロード
http://www.mrl.co.jp/support/nwg/nwg_serial_manual.htm#manual_www_lite

Check
Point

上記リンクをクリックするとインターネット上のサーバとの通信を開始します。
ご使用の環境によっては、ダイヤルアップIP接続が開始されますのでご注意ください。



無切断時間の指定が完了しましたら、各画面で[OK]ボタンをクリックし「NetGenesisの設定」画面に戻って下さい。

必要に応じて、以下に進んで下さい。

ネームサーバーの設定が必要な場合
 → 8-5 ネームサーバーの設定 へ進んで下さい。 
スタティックルーティングの設定が必要な場合
 → 8-6 スタティックルーティングの設定 へ進んで下さい。
ネームサーバーの設定及び、スタティックルーティングの設定が必要無い場合
 → 8-7 設定の保存(更新) へ進んで下さい。