第9章 回線の手動接続/切断(NetGenesisの制御)


本章では、回線の手動接続/切断(NetGenesisの制御)について説明します。

回線の手動接続や手動切断、接続先の切り替えについては「NWG統合ツール」 でも行うことができます。
「NWG統合ツール」については 第12章 NWG統合ツール を参照して下さい。



   

「NetGenesisの制御」画面を開く
  1. 「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)で、制御を行うNetGenesisを選択して[制御]ボタンをクリックして下さい。
    ユーザー用パスワードを設定した場合、「パスワードの確認」画面が表示されます。パスワードを入力して[OK]ボタンをクリックして下さい。


  2. 「NetGenesisの制御」画面が表示されます。



「NetGenesisの制御」画面では、以下の制御を行うことができます。

  9-1 回線の手動接続
  9-2 回線の手動切断
  9-3 接続先の切り替え 




9-1 回線の手動接続


回線の手動接続について説明します。

  1. [手動接続]ボタンをクリックすると、マウスカーソルが砂時計の状態になります。
    このとき、他のボタンはクリックしないで下さい。


  2. 接続が完了すると、「シリアルポート1(or2)の接続が完了しました」と表示されます。
    NetGenesis Plusの場合はモデムポート(orシリアルポート)


  3. [OK]ボタンをクリックすると、「NetGenesisの制御」画面に戻ります。
以上で、回線の手動接続は完了です。



9-2 回線の手動切断


回線の手動切断について説明します。

  1. [手動切断]ボタンをクリックすると、マウスカーソルが砂時計の状態になります。
    このとき、他のボタンはクリックしないで下さい。


  2. 切断が完了すると、「シリアルポート1(or2)の切断が完了しました」と表示されます。
    NetGenesis Plusの場合はモデムポート(orシリアルポート)


  3. [OK]ボタンをクリックすると、「NetGenesisの制御」画面に戻ります。


Check
Point

他のパソコンが通信中であっても、回線を切断しますので注意して下さい。
NetGenesisに高負荷がかかっている場合(※)、手動切断に失敗することがあります。
その場合は、再度手動切断を行って下さい。
 ※ 例えば、NetGenesisの両方のシリアルポートで大量のデータ送受信が行われているとき等。

以上で、回線の手動切断は完了です。



9-3 接続先の切り替え


ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型/RASクライアント)を使用していて、複数の接続先を登録した場合の、接続先の切り替えについて説明します。

「NetGenesisの制御」画面で、[アカウント切り替え]欄の[▼]をクリックして、接続先を選択して下さい。


接続先を選択した後、以下のどちらかのボタンをクリックして下さい。

  ・ [切り替え実行]ボタン
接続先を切り替えます。(回線の接続は行いません。)
  ・ [手動接続]ボタン
接続先の切り替え、回線の接続の両方を行います。


なお、ここで表示される名称は、「ダイヤルアップIP接続の設定」画面の[接続先ISP名称]、及び[接続先名称]欄に入力したものです。

Check
Point

回線接続中は切り替えできません。

接続先を切り替えた場合の注意点

接続先を切り替えて手動接続を行った場合、デフォルトダイヤルアウト(自動接続先)も切り替わります。
接続先を切り替えた場合は回線切断後、必ずデフォルトダイヤルアウト(自動接続先)を戻して下さい。
デフォルトダイヤルアウト(自動接続先)を戻さずに「NetGenesis WWW 設定」画面を終了すると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

NetGenesisの設定例1
  接続先 自動接続機能
RASクライアント
(デフォルトダイヤルアウト)
RASサーバー(コールバック有) 有効
ISP1-1 ダイヤルアップIP接続契約 有効
上記設定で、接続先をISP1-1に切り替えて手動接続を行い(デフォルトダイヤルアウトをISP1-1に切り替え)そのまま「NetGenesis WWW 設定」画面を終了してしまった場合、次回から自動接続を行うとISP1-1(ダイヤルアップIP接続契約のISP)へ接続します。
(ISP1-1はコールバック接続ではないので、通信料金、電話料金の課金が発生します)
「NetGenesis WWW 設定」画面での操作 NetGenesisの設定・動作
「RASクライアント」をデフォルトダイヤルアウト
にして設定更新。
「RASクライアント」を自動接続で使用。
接続先を「ISP1-1」へ切り替えて
[手動接続]ボタンをクリック。
デフォルトダイヤルアウトが「ISP1-1」
へ切り替わり、「ISP1-1」へ接続。
デフォルトダイヤルアウトは「ISP1-1」
へ変更されたまま。
デフォルトダイヤルアウトを元の
「RASクライアント」へ戻さない限り、「ISP1-1」
へ自動接続を行う。

NetGenesisの設定例2
  自動接続機能
RASクライアント
(デフォルトダイヤルアウト)
有効
ISP1-1 無効
上記設定で、接続先をISP1-1に切り替えて手動接続を行い(デフォルトダイヤルアウトをISP1-1に切り替え)そのまま「NetGenesis WWW 設定」画面を終了してしまった場合、次回から自動接続できなくなります。
(ISP1-1は自動接続機能・無効のため。)
「NetGenesis WWW 設定」画面での操作 NetGenesisの設定・動作
「RASクライアント」をデフォルトダイヤルアウト
にして設定更新。
「RASクライアント」を自動接続で使用。
接続先を「ISP1-1」へ切り替えて
[手動接続]ボタンをクリック。
デフォルトダイヤルアウトが「ISP1-1」
へ切り替わり、「ISP1-1」へ接続。
デフォルトダイヤルアウトは「ISP1-1」
へ変更されたまま。
デフォルトダイヤルアウトを元の
「RASクライアント」へ戻さない限り、自動接続は
できない。
(「ISP1-1」:自動接続機能・無効のため。)



このようなトラブルを防ぐために、必ず以下の操作を行ってデフォルトダイヤルアウト(自動接続先)を元に戻して下さい。

  1. 「アカウント切り替え」欄右の[▼]をクリックして下さい。(n=シリアルポートの番号)

  2. 接続先がリスト表示になりますので、デフォルトダイヤルアウト(自動接続先)を選択して下さい。


  3. [切り替え実行]ボタンをクリックして下さい。


  4. 「NetGenesisの制御」画面が更新されると、デフォルトダイヤルアウト(自動接続先)の切り替えは完了です。

    [戻る]ボタンをクリックして下さい。