7-4 LANポートIPアドレスの設定


NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定について説明します。

NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定が必要ない場合、7-5 DHCPサーバーの設定 へ進んで下さい。

Check
Point

NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更する場合、入力する値を間違えないように注意して下さい。

NetGenesisとパソコンを別ネットワークに設定した場合、「NetGenesis WWW 設定」画面では、一切表示されなくなります。

入力間違いや、設定したIPアドレスを忘れてしまった場合、全く認識できなくなります。


万が一、このような状態になってしまった場合、NetGenesisの設定変更やファームウェアバージョンアップ等が一切できなくなりますので、くれぐれも注意して下さい。

(お客様による復旧作業はできません。修理扱いとなります。)


以下の手順でNetGenesisのLANポートIPアドレスを変更して下さい。
  1. 「NetGenesisの設定」画面で[LANポート設定]欄の中の、[動作設定]ボタンをクリックして下さい。


  2. 「LANポートの設定」画面の[IPアドレスの設定]欄の[IPアドレス]と[サブネットマスク]に、それぞれ変更する値を入力して下さい。

    【 重 要 】
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更して設定を更新した場合、設定更新直後にNetGenesisが見つからなくなります。
    変更したIPアドレスをメモ等に控えて、忘れないように注意して下さい。


以上でNetGenesisのLANポートIPアドレスの変更は完了です。

備 考

〜 設定完了時のインフォメーション画面について 〜
NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更した後に、「LANポートの設定」画面で[OK]ボタンをクリックした場合、「IPアドレスの設定変更がされています。よろしいですか?」というインフォメーション画面が表示されます。
  ・ 変更したNetGenesisのLANポートIPアドレスを再度確認する場合は、[いいえ]ボタンをクリックして下さい。(「LANポートの設定」画面に戻ります。)
  ・ 問題が無い場合は、[はい]ボタンをクリックして下さい。(「NetGenesisの設定」画面が表示されます。)



NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更した場合、NetGenesisのDHCPサーバーの設定も同時に変更・確認する必要があります。

7-5 DHCPサーバーの設定 へ進んで下さい。


7-5 DHCPサーバーの設定


DHCPサーバーの設定について説明します。

DHCPサーバーの設定が必要ない場合、7-6 シリアルポートの選択 へ進んで下さい。

以下の手順でDHCPサーバーの設定を行って下さい。
  1. 「NetGenesisの設定」画面で[LANポート設定]欄の中の、[動作設定]ボタンをクリックして下さい。


  2. 「LANポートの設定」画面の、[DHCPサーバー]ボタンをクリックして下さい。


  3. ・ DHCPサーバーを使用しない場合

     → [DHCPサーバー機能を使用する]のチェックを外して、[OK]ボタンをクリックして下さい。

    7-6 シリアルポートの選択
    へ進んで下さい。

    ・ DHCPサーバーを使用する場合

     → [DHCPサーバー機能を使用する]にチェックが入っていることを確認して下さい。

    Check
    Point

    DHCPサーバーの設定を変更する場合は、既存のLANにあわせて各設定を行って下さい。

    詳しくはLAN管理者等へ相談して下さい。


  4. LAN内のパソコン等へ付与するIPアドレス関係の設定を行います。

    以下の各設定を行って下さい。

     ・ 先頭IPアドレス
    LAN内のパソコン等へ付与する先頭のIPアドレスを入力して下さい。
     ・ サブネットマスク
    付与するIPアドレスのサブネットマスクを入力して下さい。
     ・ 付与アドレス数
    [先頭IPアドレス]から順番に付与するIPアドレスの数を入力して下さい。

    工場出荷値では「192.168.0.2」から「192.168.0.33」まで(「192.168.0.2」から32個)のIPアドレスを自動的に付与する設定になっています。

    Check
    Point

    DHCPサーバーで付与するIPアドレスは、他のパソコン等に設定されているIPアドレスと重複しないように設定して下さい。

    「他のパソコン等」とはDHCPサーバーからIPアドレス等を自動取得していない(IPアドレスを手動で直接設定した)パソコン等のことです。


  5. ゲートウェイの設定を行います。

     ・ 工場出荷値ではNetGenesisのLANポートIPアドレス「192.168.0.1」が設定されています。NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更した場合、変更したIPアドレスを入力して下さい。
     ・ 他のルータをゲートウェイとする場合、そのルータのIPアドレスを入力して下さい。


  6. DNSサーバーのIPアドレス、及びドメイン名の設定を行います。

     ・ プライマリDNS
    契約しているISP等のDNSサーバーのIPアドレス、またはNetGenesisのLANポートIPアドレスを入力して下さい。
    工場出荷値ではNetGenesisのLANポートIPアドレス「192.168.0.1」が設定されています。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力することを推奨します。
    NetGenesisに複数のISPを登録する場合、必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを入力して下さい。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力することにより、NetGenesisのProxyDNS/マルチアカウント機能やSNTPサーバー機能、EasyDNS機能を使用することができます。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力しない場合、ISPやLAN内等のDNSサーバーのIPアドレスを入力して下さい。
    LAN内にDNSサーバーがある場合、そのDNSサーバーのIPアドレスを入力して下さい。
    (例.WIndows 2000 Server ・ Active Directoryを運用しているパソコン)
     ・ セカンダリDNS〜フォースDNS
    契約しているISPに、セカンダリDNSサーバーがある場合に入力して下さい。
    (空欄のままでもかまいません。)
     ・ ドメイン名
    DNSサーバーのドメイン名(ISPのドメイン名等)を入力して下さい。
    (空欄のままでもかまいません。)

    [DNSサーバー]のチェックは、通常チェック無し(工場出荷値)のままでご使用下さい。

    ダイヤルアップIP接続時に、接続先のISPがDNSサーバーのIPアドレスを自動付与している場合、チェックを入れることができます。
    チェックを入れた場合、以下のような動作をします。

     ・ ダイヤルアップIP接続時(回線接続時)にISPからNetGenesisが自動取得したDNSサーバーのIPアドレスを、LAN内のパソコンへ付与します。
    (例えば、回線接続中にLAN内の別のパソコンが起動した場合、ISPからNetGenesisが自動取得したDNSサーバーが付与されます。)
    [プライマリDNS]に設定されている「192.168.0.1」(NetGenesisのLANポートIPアドレス)は付与されませんので、ProxyDNS/マルチアカウント機能やSNTPサーバー機能は使用できません。

     ・ 回線未接続の場合は、そのまま[プライマリDNS]に設定した「192.168.0.1」(NetGenesisのLANポートIPアドレス)がLAN内のパソコンに付与されます。

    Check
    Point

    上記の5項目にISP等の情報を入力する場合、ISPから提供されたインターネットへ接続するための資料等を参照して下さい。


  7. リース期限の設定を行います。

    LAN内のパソコン等へ付与する、ネットワーク設定(本画面の設定)の貸し出し時間を半角数字で入力して下さい。

    分単位で指定する場合は、[▼]をクリックして選択して下さい。

    工場出荷値は「24」(時間)が設定されています。


  8. 設定が完了しましたら、[OK]ボタンをクリックして下さい。


  9. 「LANポートの動作設定」画面に戻りますので、「OK」ボタンをクリックして下さい。

    「NetGenesisの設定」画面に戻ります。


以上でDHCPサーバーの設定は完了です。

7-6 シリアルポートの選択 へ進んで下さい。



7-6 シリアルポートの選択


NetGenesisのシリアルポートの選択について説明します。

本項目では、それぞれのシリアルポートにどの接続機能を割り当てるか決定します。

 ・ NetGenesisに接続したモデム/TAが1台の場合
2つあるシリアルポートのうち、どちらか片方のシリアルポートにのみモデム/TAを接続した場合、そのシリアルポートの[動作設定]ボタンをクリックして下さい。
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定 へ進んで下さい。
 ※ NetGenesis Plusの場合、以下のような表示となります。
 ・シリアルポート1を使用する モデムポートを使用する
 ・シリアルポート2を使用する シリアルポートを使用する

 ・ NetGenesisに接続したモデム/TAが2台の場合
それぞれのシリアルポートで、同時に使用できる機能・使用できない機能があります。
接続機能の組み合わせ を参照して下さい。
それぞれ2つのシリアルポートで使用する接続機能を決めた後、シリアルポート1、またはシリアルポート2の[動作設定]ボタンをクリックして 7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定 へ進んで下さい。

Check
Point

本マニュアルは、ダイヤルアップIP接続(RASクライアント)についてのみ記載されています。
NetGenesisの2つのシリアルポート(NetGenesis Plusの場合、モデムポートとシリアルポート)を使用する場合、それぞれ使用する機能のマニュアルをダウンロードして参照して下さい。


接続機能の組み合わせ

1つのシリアルポートで使用できる接続機能は、以下の7種類の中の1つです。

 ・ ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型/RASクライアント)
 ・ ダイヤルアップIP接続+RASサーバーIP接続
 ・ RASサーバーIP接続
 ・ ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続
 ・ LAN型ダイヤルアップIP接続
 ・ ISP・専用線IP接続
 ・ 専用線IP接続

2つのシリアルポートを組み合わせて、同時に使用できる接続機能を以下の表に示します。

以下の表を参考に、それぞれのシリアルポートで使用する接続機能を決めて下さい。

 ※ NetGenesis Plusの場合、「シリアルポート1」を「モデムポート」、「シリアルポート2」を「シリアルポート」と置き換えて下さい。

 

シリアルポ−ト2

Dialup Dialup
+
RAS
Server
RAS
Server
ISP・LAN
Dialup
LAN
Dialup
LAN
Dialup
(default)
ISP
Leased
Leased Leased
(Default)








Dialup × × × × × ×
Dialup
+
RAS
Server
× × × × × ×
RAS
Server
ISP・LAN
Dialup
× × × × × ×
LAN
Dialup
LAN
Dialup
(default)
× × × × × ×
ISP
Leased
× × × × × ×
Leased
Leased
(Default)
× × × × × ×

Dialup ダイヤルアップIP接続 ダイヤルアップIP接続には、以下の2種類があります。
 ・ ISP・端末型
NetGenesisからISPへ、ダイヤルアップIP接続を行う機能です。
 ・ RASクライアント
NetGenesisからRASサーバーへ、ダイヤルアップIP接続を行う機能です。
Dialup
+
RAS Server
ダイヤルアップIP接続
RASサーバーIP接続 併用
1つのシリアルポートで、ダイヤルアップIP接続とRASサーバーIP接続を併用します。
RAS Server RASサーバーIP接続 NetGenesisをRASサーバーとし、RASクライアントからのダイヤルアップIP接続に対応する機能です。
ISP・LAN
Dialup
ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続 NetGenesisとISPの間で、双方向のダイヤルアップIP接続を行う機能です。
LAN
Dialup
LAN型ダイヤルアップIP接続 NetGenesisと他の事業所等の間で、双方向のダイヤルアップIP接続を行う機能です。
LAN
Dialup
(Default)
LAN型ダイヤルアップIP接続
(デフォルトゲートウェイに設定)
LAN型ダイヤルアップIP接続を使用する際、そのシリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定した場合です。
ISP・Leased ISP・専用線IP接続 NetGenesisとISPの間で、専用線IP接続を行う機能です。
Leased 専用線IP接続 NetGenesisと他の事業所等の間で、専用線IP接続を行う機能です。
Leased
 (Default)
専用線IP接続
(デフォルトゲートウェイに設定)
専用線IP接続を使用する際、そのシリアルポートをデフォルトゲートウェイに設定した場合です。

2つのシリアルポートで使用する接続機能が決まりましたら、 7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定 へ進んで下さい。