NetGenesis4/Dual/Plusユーザー向け WWWブラウザ設定マニュアル
〜 LANポートの設定 〜

平成13年6月
株式会社マイクロ総合研究所



日頃より、NetGenesisシリーズをご利用頂き、誠にありがとうございます。

本ファイルは、NetGenesis4、NetGenesis Dual、NetGenesis Plus ユーザー向けWWWブラウザ設定(ファームウェアバージョン3.412以降)のマニュアルです。

本マニュアルを参照するにあたり、以下の環境を推奨します。
 
解像度 1024×768以上
WWWブラウザ Internet Explorer 4 以降
Netscape Communicator 4 以降
フォントサイズ Internet Explorer ・・・中
Netscape Communicator ・・・12

NetGenesis4/Dual/Plusユーザー向けWWWブラウザ設定マニュアルについて

本ファイルでは、LANポートの設定についてのみ解説しています。(NWG設定サーバーのインストール方法、起動方法、接続機能の設定方法については記載していません。)
初めてNetGenesisのWWWブラウザ設定を行う場合は、他の接続機能のマニュアルをダウンロードして、本マニュアルと組み合わせて参照して下さい。

NetGenesis機能別マニュアルダウンロード
http://www.mrl.co.jp/support/nwg/nwg_serial_manual.htm#manual_www_lite

ユーザーズマニュアル(フルマニュアル)について

弊社ダウンロード&サポート情報ページでは、NetGenesis4 Std、NetGenesis SW、NetGenesis Plusの全機能を解説したユーザーズマニュアル(フルマニュアル)や、NWG統合ツールの全機能を解説したマニュアルを公開しております。
フルマニュアルには、NetGenesis4 Std、NetGenesis SW、NetGenesis Plusについてのみ記載されていますが、NetGenesis4、NetGenesis Dualの場合でも、ハードウェアの説明以外の設定画面や機能といった内容はほぼ同じです。
こちらもあわせて参照して頂くことを推奨します。

NetGenesisフルマニュアルダウンロード
http://www.mrl.co.jp/support/nwg/nwg_serial_manual.htm#manual_www_full

Check
Point

上記リンクをクリックするとインターネット上のサーバとの通信を開始します。
ご使用の環境によっては、ダイヤルアップIP接続が開始されますのでご注意ください。



◆マニュアル中の表記について


本マニュアルでは NetGenesisシリーズの各機種を「NetGenesis」として扱っています。
各機種固有の部分についてのみ、それぞれ別扱いとしています。

本マニュアルでは、ファームウェア V2.317から変更されていない設定項目や機能については省略している箇所があります。
それらについては、旧マニュアル等を参考にして下さい。

以下の文字は非常に間違えやすいので、注意して下さい。
半角数字「1」(イチ)と半角アルファベット小文字「l」(エル)と半角アルファベット大文字「I」(アイ)
半角数字「0」ゼロと半角アルファベット大文字「O」(オー)

本マニュアルでは以下の語句について、略語表記しているところがあります。

本マニュアルでの略語表記 正式な名称
ISP インターネット・サービス・プロバイダ
PC パソコン、コンピュータ、端末等
OS オペレーティングシステム
RAS リモートアクセスサービス
TA ターミナルアダプタ
Windows 95/98/Me Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating System
Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating System
Windows NT4.0 Microsoft(R) Windows NT4.0(R) Operating System
Windows 2000 Microsoft(R) Windows(R) 2000 Operating System
Windows 95/98/Me/NT4.0/2000 上記の5種類のオペレーティングシステムの総称



SNTPサーバー/クライアントの設定


NetGenesisを、SNTPサーバー/クライアントとして動作させるための設定について説明します。

  SNTP/NTPクライアント
 → インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーを利用して、NetGenesisの時刻情報を調整する機能です。
 
  SNTPサーバー
 → LAN内のSNTPクライアント(パソコン等)に、NetGenesisがインターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報を与える機能です。


はじめに 動作内容と留意事項 を参照して下さい。


以下の各項目を参照して下さい。
   NetGenesisの設定
SNTPクライアント(パソコン)の設定
サーバー名の入力について
(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通)
 → NetGenesisのProxyDNS/ネームサーバー機能を使用する・使用しないにより、NetGenesis及び各パソコンのSNTPサーバー等の設定方法が異なります。
ProxyDNS(ダイヤルアップIP接続の例)の設定内容を元に、SNTPサーバー等の設定をどのようするべきか確認します。


動作内容と留意事項


SNTPサーバー/クライアントの動作内容、及び実際に使用する上での留意事項について説明します。


  NetGenesisの時刻情報の設定/更新を行うタイミング

  SNTP/NTPクライアントを使用しない場合
「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)で、[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリックすることにより、NWG設定サーバーを起動したパソコンの時刻情報を読み取ります。

  SNTP/NTPクライアントを使用する場合
NetGenesisは、インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得し、NetGenesisに設定します。
NetGenesisには、以下のタイミングで時刻情報が設定されます。
 ・ 回線を接続したとき。(接続時毎)
 ・ 回線接続中に、問い合わせ間隔時間がきたとき。
例えば、問い合わせ間隔時間を10分に設定した場合、10分ごとにSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得します。
  SNTPサーバーを有効にするために必要なこと
1回以上、SNTP/NTPクライアントによって、インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得している必要があります。
なお、NetGenesisの電源OFF、及び設定の更新を行うことにより、SNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報は失われてしまいます。
  SNTP/NTPクライアント使用時の留意事項

  回線未接続時は、インターネット上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得しません。(SNTPクライアントによる回線の自動接続は行いません。)
  NetGenesisによる、インターネット上のSNTP/NTPサーバーへの時刻情報の取得は通信と見なされません。(無通信タイマー/無通信自動切断の対象にはなりません。)
  SNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得する前は、「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)で、[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリックした際に、NWG設定サーバーを起動したパソコンから読み取った時刻情報を使用します。


【 ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)使用時の動作例 】

[SNTPサーバー機能を使用する]に設定して更新。

回線を接続。(インターネットへ接続)

この間は[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンを
クリックすることによって取得した時刻情報を使用します。
インターネット上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得。(回線接続後)
[問い合わせ間隔]に設定した時間ごとにSNTPサーバーから時刻情報を取得。

「拡張設定」(「NetGenesisの設定」画面)の[SNTPサーバーが同期状態のときのみ、「無切断時間を指定する」を有効にする]にチェックが入っている場合、このタイミングから「無切断時間を指定する」が有効になります。

回線を切断。

回線を接続。(インターネットへ接続)

インターネット上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得。(回線接続後)
[問い合わせ間隔]に設定した時間ごとにSNTPサーバーから時刻情報を取得。

以降繰り返し

[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリックすることに
よって取得した時刻情報は無効になります。
(NetGenesisはSNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報
 を使用します。)
※1: SNTP/NTPサーバーからの時刻情報の取得に失敗した
場合、[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリック
することによって取得した時刻情報を使用します。
※2: SNTP/NTPサーバーからの時刻情報の取得に成功した
時点で、NetGenesisのSNTPサーバーが有効になります。
(SNTPクライアントへ時刻情報を与えることができます。



SNTPサーバー/クライアントの設定 へ戻る


NetGenesisの設定 へ進んで下さい。


NetGenesisの設定


以下の手順でNetGenesisの設定を行って下さい。

  ※ LANポートの設定画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

  1. 「LANポートの設定」画面で、[SNTPサーバー]ボタンをクリックして下さい。


  2. [SNTPサーバー機能を使用する]にチェックを入れて下さい。


  3. [SNTPサーバー]欄に、利用するインターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバー名を半角英数字(最大60文字)で入力して下さい。


    NetGenesisのProxyDNS機能、またはネームサーバー機能を使用している場合に限り、サーバー名(URL)で入力することができます。
    詳しくは サーバー名の入力について(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通) を参照して下さい。


  4. [問い合わせ間隔]欄に、SNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得する間隔を半角数字で入力して下さい。(分単位、設定可能な値:1〜999999)


  5. [OK]ボタンをクリックして下さい。

      「無切断時間を指定する」の設定を行っている場合
    6へ進んで下さい。

      「無切断時間を指定する」の設定を行っていない場合
    SNTPクライアント(パソコン)の設定 へ進んで下さい。


  6. 「LANポートの設定」画面で、[OK]ボタンをクリックして下さい。


  7. 「NetGenesisの設定」画面に戻ります。

    「無切断時間を指定する」の設定を行っている場合、[拡張設定]欄の
    [SNTPサーバーが同期状態のときのみ、「無切断時間を指定する」を有効にする]
    にチェックを入れて下さい。

    チェックを入れた際の動作については ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)使用時の動作例 を参考にして下さい。


以上でNetGenesisの設定は完了です。

SNTPサーバー/クライアントの設定 へ戻る


設定を更新する場合は、設定の保存(更新) へ進んで下さい。



SNTPクライアント(パソコン)の設定


パソコンで使用するSNTPクライアントソフトウェアの設定について説明します。

Check
Point

LAN内のパソコンで使用するSNTPクライアントソフトウェアはフリーソフトウェア、またはシェアウェアとしてインターネットから入手することができますので、それらを使用して下さい。


SNTPクライアントソフトウェアのSNTP/NTPサーバー設定欄には、NetGenesisのLANポートIPアドレス、またはニックネーム+「.」(ドット)を設定して下さい。


【 NetGenesisのニックネームを設定する場合の例 】

NWG.
← NetGenesisのニックネームの後ろに「.」(ドット)を付加して下さい。

NetGenesisのProxyDNS機能、またはネームサーバー機能を使用している場合に限り、NetGenesisのニックネームを設定することができます。
詳しくは サーバー名の入力について(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通) を参照して下さい。

NetGenesisのニックネームを設定する場合、NetGenesisのニックネームは半角英数字で設定して下さい。  

〜 備 考 〜
Windows用SNTPクライアントソフトウェア「桜時計」を使用する場合、[NTPサーバー名/IPアドレス]欄にNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定することはできません。
必ずNetGenesisのニックネーム+「.」(ドット)を設定して下さい。
(NetGenesisのProxyDNS機能、またはネームサーバー機能を使用するようにして下さい。)
詳しくは サーバー名の入力について(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通) を参照して下さい。

SNTPサーバー/クライアントの設定 へ戻る