スタティックルーティングの設定

LAN内からNetGenesisへ送られたTCP/IPパケットを、LAN内の他のルータへ送るための設定(LANポートのスタティックルーティング設定)について説明します。


「ルーティングの設定(LANポート)」画面を開く

  ※ LANポートの設定画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

「LANポートの設定」画面で、[スタティックルーティング]ボタンをクリックして下さい。

「ルーティングの設定(LANポート)」画面が開きます。



ルーティングの方法について


ルーティングの方法には以下の2種類があります。


  LAN上のデフォルトゲートウェイを使う
 → NetGenesisと異なるネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットは、全てデフォルトゲートウェイに指定したIPアドレス(他のルータ)宛に送られます。
構成例、設定方法については デフォルトゲートウェイの設定 を参照して下さい。


  ルーティングテーブルを設定する
 → 特定のネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットは、ゲートウェイに指定したIPアドレス(他のルータ)宛に送られます。
構成例、設定方法については ルーティングテーブルの設定 を参照して下さい。

Check
Point

デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルを併用することも可能です。その場合、ルーティングテーブルが優先されます。


NetGenesisのRIP機能について
他のルータの中にRIP対応のルータがある場合、NetGenesisのRIP機能を使用することが可能です。
ただし、使用するNetGenesisの接続機能により、シリアルポートへのRIP広告動作が異なります。
  シリアルポート
へのRIP広告
シリアルポート
からのRIP広告

NetGenesis
の接続機能

ダイヤルアップIP接続
(ISP・端末型/RASクライアント)
広告しない 受け付けない
RASサーバーIP接続 広告しない 受け付ける
ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続 広告しない 受け付ける
LAN型ダイヤルアップIP接続 広告する 受け付ける
ISP・専用線IP接続 広告しない 受け付ける
専用線IP接続 広告する 受け付ける

NetGenesisのRIP機能の設定については RIPの設定 を参照して下さい。

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デフォルトゲートウェイの設定

LAN上のデフォルトゲートウェイを使用する場合の構成例、及び設定について説明します。

「LAN上のデフォルトゲートウェイを使う」に設定した場合、使用できるNetGenesisの接続機能は以下の3通りとなります。
 ・ RASサーバーIP接続
 ・ LAN型ダイヤルアップIP接続(ルーティングテーブルのみを設定)
 ・ 専用線IP接続(ルーティングテーブルのみを設定)


設定手順


以下の手順で設定を行って下さい。

  1. [LAN上のデフォルトゲートウェイを使う]にチェックを入れて下さい。


  2. [デフォルトゲートウェイ]欄に、ゲートウェイアドレス(他のルータのIPアドレス)を半角数字で入力して下さい。


  3. メトリック(ルーティングの優先順位)の設定を行います。

      [デフォルトゲートウェイ]に設定したルータ以外、ルーティング先がない場合
     → そのまま変更せず「1」で使用して下さい。

      [デフォルトゲートウェイ]に設定したルータ以外にも、ルーティング先がある場合
     →
     ・ [デフォルトゲートウェイ]に設定したルータを最優先にする場合、そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
     ・ 他のルータ等を優先させる場合、環境に応じてメトリック値を選択して下さい。


以上でデフォルトゲートウェイの設定は完了です。

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  ルーティングテーブルを設定する場合
(デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルを併用する場合)
ルーティングテーブルの設定 へ進んで下さい。

  ルーティングテーブルを設定しない場合
設定の更新(保存) へ進んで下さい。

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ルーティングテーブルの設定


LANポートにルーティングテーブルを設定する場合の構成例及び設定、動作について説明します。


設定手順

以下の各項目を参照して下さい。
  ルーティングテーブルの新規登録
  ルーティングテーブル登録情報の編集(修正)
  ルーティングテーブル登録情報の削除

Check
Point

登録可能なテーブル情報数は、最大8個です。

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ルーティングテーブルの新規登録


以下の手順でルーティングテーブルの登録を行って下さい。

  1. 「ルーティングテーブル設定」欄の中の[IPアドレス]と[サブネットマスク]に、それぞれ登録するIPアドレスとサブネットマスクを半角数字で入力して下さい。

    Check
    Point

    IPアドレスとサブネットマスクの組み合わせにより、ネットワークアドレスが決定します。


  2. [ゲートウェイアドレス]欄に、ゲートウェイアドレス(他のルータのIPアドレス)を半角数字で入力して下さい。


  3. メトリック(ルーティングの優先順位)の設定を行います。

      [ゲートウェイアドレス]に設定したルータ以外、ルーティング先がない場合
     → そのまま変更せず「1」で使用して下さい。

      [ゲートウェイアドレス]に設定したルータ以外にも、ルーティング先がある場合
     →
     ・ [ゲートウェイアドレス]に設定したルータを最優先にする場合、そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
     ・ 他のルータ等を優先させる場合、環境に応じてメトリック値を選択して下さい。


  4. [追加]ボタンをクリックして下さい。

    設定内容が登録リストに追加されます。


以上で1つのルーティングテーブルの登録は完了です。

設定手順 へ戻る



  デフォルトゲートウェイを設定する場合
(デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルを併用する場合)
デフォルトゲートウェイの設定 へ進んで下さい。

  デフォルトゲートウェイ設定しない場合
設定の更新(保存) へ進んで下さい。




  

ルーティングテーブル登録情報の編集(修正)


登録済みのルーティングテーブルの情報を修正したい場合、以下の手順で行って下さい。

  1. 「登録リスト」欄の中から、修正するルーティングテーブルの情報を選択して、[編集]ボタンをクリックして下さい。


  2. 選択したルーティングテーブルの情報が各設定欄に表示されますので、必要に応じて修正を行って下さい。


  3. 修正が終わりましたら[追加]ボタンをクリックして下さい。

    修正した内容が「登録リスト」に追加されます。


以上でルーティングテーブルの情報の修正は完了です。

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ルーティングテーブル登録情報の削除



登録済みのルーティングテーブルの情報を削除したい場合、削除するルーティングテーブルの情報を選択して[削除]ボタンをクリックして下さい。

Check
Point

削除を行った場所は、そのまま空欄になります。
新たにルーティングテーブルの登録を行うと、その空欄の場所に登録されます。


以上でルーティングテーブルの情報の削除は完了です。

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