第8章 LAN型ダイヤルアップIP接続の設定


本章では、LAN型ダイヤルアップIP接続を行うための設定について説明します。

LAN型ダイヤルアップIP接続には、以下の2種類があります。


  ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続

ISPが提供するサービスの1つです。
INSネット64を使用して、ISPとユーザー側の双方向からダイヤルアップIP接続を行い、専用線を使用しているような感覚でインターネットと接続する機能です。

ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続を行うためには、ISPとLAN型接続契約が必要となります。

  LAN型ダイヤルアップIP接続

事業所間等、他のLANとの間で双方向のダイヤルアップIP接続を行う機能です。

 ※

接続相手もLAN型接続に対応していなければなりません。



以下の手順で、ダイヤルアップIP接続の詳細設定画面を表示して下さい。

  1. 「シリアルポート1(or2)の設定」画面で、[接続動作の設定]ボタンをクリックして下さい。
    NetGenesis Plusの場合は、「モデムポート(シリアルポート)の設定」画面


  2. ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続の設定を行う場合は、[ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続]のラジオボタンをクリックし、[詳細設定]ボタンをクリッして下さい
    LAN型ダイヤルアップIP接続の設定を行う場合は、[LAN型ダイヤルアップIP接続]のラジオボタンをクリックし、[詳細設定]ボタンをクリッして下さい。


  3. 「LAN型ダイヤルアップIP接続の設定」画面が開きます。



以下の各項目を設定して下さい。


LAN型ダイヤルアップIP接続の設定

8-1 認証方法・情報/アクセスポイントの設定
ISPや他のLAN等へ接続するために必要な認証方法や、ユーザー名(ユーザーID)やパスワード、アクセスポイント(接続先の電話番号)の設定を行います。
8-2 着信リング回数の設定
NetGenesisが着信を行う際の、呼び出し音の回数の設定を行います。
8-3 ルーティングの設定
LAN内から送られたTCP/IPパケットを、どのように処理するかの設定を行います。
8-4 IPアドレス変換(専用線NAT)の設定
IPアドレス変換(グローバルIPアドレスを、同数以上のプライベートIPアドレスに変換するため)の設定を行います。
8-5 IPマスカレードテーブルの設定
IPアドレス変換(専用線NAT)の設定を行う場合で、IPマスカレード変換を行うパソコンでネットワーク対戦ゲームを行う場合や、WWWサーバーを公開する場合の設定を行います。
8-6 無通信自動切断の設定
回線を自動的に切断するための設定を行います。
8-7 無切断時間の指定
無切断時間を指定します。
8-8 自動接続の設定
回線を自動的に接続するか、手動で接続するかの設定を行います。
8-9 ネームサーバーの設定
DNSサーバーのIPアドレスの設定について説明します。
8-10 スタティックルーティングの設定
LANポートのスタティックルーティング設定について説明します。
8-11 設定の保存(更新)
NetGenesisの設定を保存(更新)する手順について説明します。



8-1 認証方法・情報/アクセスポイントの設定


ISPや他のLAN等へ接続するために必要な認証方法や、ユーザー名(ユーザーID)やパスワード、アクセスポイント(接続先の電話番号)の設定について説明します。

  ※ LAN型ダイヤルアップIP接続の設定画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)


認証方法には以下の3種類があります。

ISPや他のLAN等、接続相手の認証方法に合わせて設定を行って下さい。
  発信側と着信側ともに認証
  着信側のみ認証
  認証なし

接続相手と認証方法があっていないと接続できませんので、注意して下さい。




発信側と着信側ともに認証

以下のように認証が行われます。

  発信時
接続先側で、NetGenesisが送った[送信認証情報]の設定内容と、接続先側での認証情報が同じであるか認証を行います。
同時に、NetGenesis側でも接続先から送られてきた認証情報と、[着信認証情報]の設定内容が同じであるか認証を行います。
両方の認証が完了すると接続します。
  着信時
NetGenesis側で、接続先から送られてきた認証情報と、[着信認証情報]の設定内容が同じであるか認証を行います。
同時に、接続先側でもNetGenesisが送った[送信認証情報]の設定内容と、接続先側での認証情報が同じであるか認証を行います。
両方の認証が完了すると接続します。


以下のの各設定を行って下さい。

認証方法
 → [発信側と着信側ともに認証]を選択して下さい。
送信 認証情報(ユーザー名、パスワード、パスワード再入力)
 → それぞれISP等から割り当てられたユーザー名、及びパスワードを半角英数字で入力して下さい。
相手先電話番号(アクセスポイント)
 → 接続先のアクセスポイント(電話番号)を半角英数字で入力して下さい。
受信 認証情報(ユーザー名、パスワード、パスワード再入力)
 → それぞれISP等から割り当てられたユーザー名、及びパスワードを半角英数字で入力して下さい。


ユーザー名とパスワードを入力する際、半角大文字と小文字を間違えないように注意して下さい。
大文字と小文字を間違えるとISP等と接続できません。
アクセスポイントを間違えないよう注意して下さい。
間違った電話番号を入力すると、ISP等と接続できないだけでなく、間違い電話をかけ続けてしまう恐れがあります。


備考1 〜 パスワードの表示について 〜
一度本画面を閉じた後に再度開くと、[パスワード]及び[パスワード再入力]欄は、入力したパスワードの文字数に関係なく「*」が表示されます。
【 参考例 】
・Internet Explorer (Windows) 「*」が8個表示されます。
・Netscape Communicator (Windows、Macintosh)
・Internet Explorer (Macintosh)
「*」が16個表示されます。


備考2 〜 入力可能な文字数について 〜
それぞれの入力欄に入力可能な文字数は以下の通りです。
(全て半角文字に換算)
ユーザー名 64文字
パスワード・パスワード再入力 64文字
アクセスポイント 60文字



認証方法・情報/アクセスポイントの設定が完了しましたら、8-2 着信リング回数の設定 へ進んで下さい。




着信側のみ認証

以下のように認証が行われます。

発信時
接続先で、NetGenesisが送った[送信認証情報]の設定内容と、接続先での認証情報が同じであるか認証を行います。
認証が完了すると接続します。
  着信時
NetGenesis側で、接続先から送られた認証情報と、[着信認証情報]の設定内容が同じであるか認証を行います。
認証が完了すると接続します。


以下の各設定を行って下さい。

認証方法
 → [着信側のみ認証]を選択して下さい。
送信 認証情報(ユーザー名、パスワード、パスワード再入力)
 → それぞれISP等から割り当てられたユーザー名、及びパスワードを半角英数字で入力して下さい。
相手先電話番号(アクセスポイント)
 → 接続先のアクセスポイント(電話番号)を半角英数字で入力して下さい。
受信 認証情報(ユーザー名、パスワード、パスワード再入力)
 → それぞれISP等から割り当てられたユーザー名、及びパスワードを半角英数字で入力して下さい。


ユーザー名とパスワードを入力する際、半角大文字と小文字を間違えないように注意して下さい。
大文字と小文字を間違えるとISP等と接続できません。
アクセスポイントを間違えないよう注意して下さい。
間違った電話番号を入力すると、ISP等と接続できないだけでなく、間違い電話をかけ続けてしまう恐れがあります。


備考1 〜 パスワードの表示について 〜
一度本画面を閉じた後に再度開くと、[パスワード]及び[パスワード再入力]欄は、入力したパスワードの文字数に関係なく「*」が表示されます。
【 参考例 】
・Internet Explorer (Windows) 「*」が8個表示されます。
・Netscape Communicator (Windows、Macintosh)
・Internet Explorer (Macintosh)
「*」が16個表示されます。


備考2 〜 入力可能な文字数について 〜
それぞれの入力欄に入力可能な文字数は以下の通りです。
(全て半角文字に換算)
ユーザー名 64文字
パスワード・パスワード再入力 64文字
アクセスポイント 60文字



認証方法・情報/アクセスポイントの設定が完了しましたら、8-2 着信リング回数の設定 へ進んで下さい。




認証なし

認証を行わずに接続します。

  発信時  
接続先でもNetGenesisでも、認証を行わずに接続します。
  着信時
NetGenesisでも接続先でも、認証を行わずに接続します。


以下のの各設定を行って下さい。

認証方法
 → [認証なし]を選択して下さい。
送信 認証情報(ユーザー名、パスワード、パスワード再入力)
 → 空欄のままにして下さい。
相手先電話番号(アクセスポイント)
 → 接続先のアクセスポイント(電話番号)を半角英数字で入力して下さい。
受信 認証情報(ユーザー名、パスワード、パスワード再入力)
 → 空欄のままにして下さい。


アクセスポイントを間違えないよう注意して下さい。
間違った電話番号を入力すると、ISP等と接続できないだけでなく、間違い電話をかけ続けてしまう恐れがあります。

[アクセスポイント]欄に入力可能な文字数は、最大60文字です。(半角文字に換算)


認証方法・情報/アクセスポイントの設定が完了しましたら、8-2 着信リング回数の設定 へ進んで下さい。



8-2 着信リング回数の設定


NetGenesisが着信を行う際の、呼び出し音の回数の設定について説明します。

  ※ LAN型ダイヤルアップIP接続の設定画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)


[着信リング回数]欄に、着信する際の呼び出し音の回数を、半角数字で入力して下さい。(1〜99)

工場出荷値では「2」(2回呼び出し音が鳴った後に着信)が設定されています。


着信リング回数の設定が完了しましたら、8-3 ルーティングの設定 へ進んで下さい。