SYSLOGの表示例

SYSLOGの表示例を、LAN型ダイヤルアップIP接続(発信側)を例に説明します。

以下の各項目を参照して下さい。
  LAN型ダイヤルアップIP接続の接続成功例
  LAN型ダイヤルアップIP接続の接続失敗例



LAN型ダイヤルアップIP接続の接続成功例

 ※ 以下は、モデムを使用した場合の例です。

2001/01/30 09:58:03 LOG_INFO S01: : [CONNECT REQ] Manual connect request received. A
2001/01/30 09:58:04 LOG_INFO S01:-->: AT
2001/01/30 09:58:04 LOG_INFO S01:<--: OK
2001/01/30 09:58:05 LOG_INFO S01:-->: ATE0V1
2001/01/30 09:58:05 LOG_INFO S01:<--: OK
2001/01/30 09:58:05 LOG_INFO S01:-->: ATDT########
B
2001/01/30 09:58:07 LOG_INFO S01:<--: CARRIER 33600 PROTOCOL: LAP-M
COMPRESSION: V.42BIS CONNECT 33600
C

2001/01/30 09:58:08 LOG_INFO S01:PPP: Open start.
2001/01/30 09:58:09 LOG_INFO S01:PPP: LCP UP.
2001/01/30 09:58:09 LOG_INFO S01:PPP: CHAP UP.
D
2001/01/30 09:58:09 LOG_INFO S01:PPP: IPCP UP. My IP=0.0.0.0, Peer IP=0.0.0.0
2001/01/30 09:58:09 LOG_INFO S01: : Connect successfully.(--:--:--)
E


 A 「NWG統合ツール」の[シリアル1接続]ボタン、または「NetGenesisの制御」画面でシリアルポート1の[手動接続]ボタンがクリックされた。

 B モデム/TAが接続先へダイヤルを開始した。
(ATDコマンドが発行された。)

 C 回線接続が完了した。
(使用するモデム/TAによっては、単に「CONNECT」のみが表示されたり、数字が表示されることがあります。)

 D 接続先とのユーザー認証(ユーザー名、パスワードの確認)が開始され、正しく認証が完了した。(CHAP UP)

 E 接続が完了した。



LAN型ダイヤルアップIP接続の接続失敗例

 ※ 以下は、モデムを使用した場合の例です。

2001/01/30 09:58:03 LOG_INFO S01: : [CONNECT REQ] Manual connect request received.
2001/01/30 09:58:04 LOG_INFO S01:-->: AT
A
2001/01/30 09:58:04 LOG_INFO S01:<--: OK
2001/01/30 09:58:05 LOG_INFO S01:-->: ATE0V1
2001/01/30 09:58:05 LOG_INFO S01:<--: OK
2001/01/30 09:58:05 LOG_INFO S01:-->: ATDT########
B
2001/01/30 09:58:12 [Lv6:F01] S01:<--: CARRIER 33600 PROTOCOL: LAP-M
COMPRESSION: V.42BIS CONNECT 33600
C

2001/01/30 09:58:13 [Lv6:F01] S01:PPP: Open start.
D
2001/01/30 09:58:14 [Lv6:F01] S01:PPP: LCP UP.
2001/01/30 09:58:14 [Lv6:F01] S01:PPP: CHAP DOWN.
E
2001/01/30 09:58:14 [Lv6:F01] S01:PPP: LCP DOWN.
2001/01/30 09:58:19 [Lv6:F01] S01:<--: +++
2001/01/30 09:58:19 [Lv6:F01] S01:-->: +++
2001/01/30 09:58:20 [Lv6:F01] S01:<--: OK
2001/01/30 09:58:20 [Lv6:F01] S01:-->: ATH
2001/01/30 09:58:23 [Lv6:F01] S01:<--: OK

2001/01/30 09:58:23 [Lv6:F01] S01: : Disconnect successfully, duration 00:00:46.(--:--:--)
F


 A 最初の「AT」で止まってしまった場合、以下を確認して下さい。
  ● NetGenesis背面のシリアルポート(S1、S2端子)とモデム/TAが正しく接続されていますか?
  ● NetGenesis4を使用している場合、NetGenesis4専用シリアルケーブル(9ピン-25ピンの変換ケーブル)を使用していますか?
(モデム/TAに付属しているMacintosh用シリアルケーブルと間違いやすいので注意して下さい。)
  ● NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
  ● USBポート搭載のTAをお使いの場合は、必ずUSBケーブルを外して下さい。
TAの機種によっては、USBケーブルを接続していると、シリアルポートが使用できない場合があります。(詳しくはTAのマニュアルを参照して下さい。)
  ● NetGenesisに接続したモデム/TAの電源は入っていますか?
  ● 通信速度の設定は合っていますか?
7-8 通信速度の設定 を参照して下さい。

 B モデム/TAが接続先へダイヤルを開始した。
(ATDコマンドが発行された。)

 C 「CONNECT」が返ってこない場合、表示された文字列に合わせて以下を確認して下さい。
  ● 「NO CARRIER」と返ってきた。
 →
  ・ 接続先のアクセスポイントが間違っていませんか?
8-1 認証方法・情報/アクセスポイントの設定 を参照して下さい。
  ・ TAを使用している場合、通信モード(非同期接続、同期64K接続等)は合っていますか?
「モデム/TAの設定」画面、「現在 選択されているモデム/ターミナルアダプタ」欄が「-- Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps)」の状態の場合、通信モードにあった追加ATコマンドを設定していますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定 を参照して下さい。
  ・ NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
  ● 「BUSY」と返ってきた。
 →
  ・ 接続先のアクセスポイントが話中です。
(アクセスポイントを間違えた場合も、「BUSY」と表示されることがあります。)
  ・ モデムを使用している場合、回線の種類は合っていますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定  を参照して下さい。
  ● 「NO DIALTONE」と返ってきた。
 → モデム/TAに電話回線(モジュラーケーブル)が正しく接続されていますか?

 D 「Open start」が表示されない場合、以下を確認して下さい。
  ● モデム/TAの設定は「通信中にCD(キャリア)信号がONになる」ようになっていますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定、追加ATコマンド(オプション)の設定 の中の 備考1 〜 CD信号の設定について 〜 を参照して下さい。
  ● TAを使用している場合、通信モード(非同期接続、同期64K接続等)は合っていますか?
「モデム/TAの設定」画面、「現在 選択されているモデム/ターミナルアダプタ」欄が「-- Standard Modem / TA (56K,33.6K,28.8Kbps / PPP:64Kbps)」の状態の場合、通信モードにあった追加ATコマンドを設定していますか?
7-7 モデム/ターミナルアダプタの設定 を参照して下さい。
  ● NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?

 E 「CHAP DOWN」や「PAP DOWN」と表示された場合、以下を確認して下さい。
  ● ユーザー名やパスワードに誤りがあります。
(半角大文字、小文字の間違い等。)
8-1 認証方法・情報/アクセスポイントの設定 を参照して下さい。

 F 接続に失敗した。