12-4 SYSLOGモニタ


SYSLOGモニタについて説明します。

Check
Point

SYSLOGを表示させるためには、あらかじめNetGenesisのSYSLOG機能を有効にする必要があります。

NetGenesisのSYSLOGの設定については、付録 SYSLOGの設定 を参照して下さい。
NWG統合ツールでSYSLOGを長時間表示し続けた場合、途中から表示されなくなったり、表示速度が遅くなることがあります。
(オペレーティングシステム側のメモリ管理方法等に依存します。)
ただし、ファイルに記録(保存)する設定にした場合、表示されなくなったログもファイルに記録されます。

以下を参照して下さい。

 ・SYSLOGモニタの起動手順
 ・SYSLOGモニタの終了手順
 ・SYSLOGをファイルに記録する手順
 ・SYSLOGの詳細設定


SYSLOGモニタの起動手順

以下の手順で、SYSLOGモニタを起動して下さい。

  1. NWG統合ツールの起動画面でNetGenesisを選択して、[Syslog]ボタンをクリックして下さい。


  2. SYSLOGモニタの画面が開きます。



SYSLOGモニタの終了手順

以下の手順で、SYSLOGモニタを終了して下さい。

  1. SYSLOGの[ファイル]メニューから[終了]を選択して下さい。


  2. SYSLOGモニタの画面が閉じます。



SYSLOGをファイルに記録する手順

SYSLOG情報をファイルとして保存したい場合、以下の手順で操作して下さい。

  1. [ファイル]→[ログ]と順番にクリックして下さい。


  2. ファイルを保存するための画面が表示されます。

    保存するフォルダは、必要に応じて変更して下さい。

    ログファイル名に、「(任意の名前).txt」を入力して[保存]ボタンをクリック下さい。

    Check
    Point

    任意の名前には、MacOSで使用している場合でも、必ず「.txt」と拡張子をつけて下さい。

    例えば、「syslog」という名前にする場合は、「syslog.txt」と入力して下さい。


「保存」をクリックした時点から(ログファイル名の指定が完了した時点から)、SYSLOGモニタに表示された情報が、ログファイルに記録されます。

(この作業を行う前にSYSLOGに表示されたSYSLOGは記録されません。)

※1: 記録したSYSLOGを見る場合は、必ずSYSLOGを終了して下さい。
SYSLOG画面を開いたまま記録したSYSLOGを見ることはできません。
※2: SYSLOGを記録している間は、NWG統合ツールを終了しないで下さい。 
NWG統合ツールを終了してしまうと、SYSLOGは記録されません。





SYSLOGの詳細設定

SYSLOGの詳細設定について説明します。
(Windowsを例に説明します。)

  1. SYSLOG画面で[設定]→[詳細設定]と順番にクリックして下さい。


  2. SYSLOGの詳細設定画面が開きます。

    表示させるSYSLOGのメッセージタイプにチェックを入れて下さい。

    「LOG_DEBUG」にチェックを入れても、NetGenesisはメッセージタイプ「LOG_DEBUG」を送出しません。
    ただし、同一LAN内にメッセージタイプ「LOG_DEBUG」を送出する機器(NetGenesis以外のルータなど)がある場合は、その機器のLOG_DEBUGメッセージが表示されますので、注意して下さい。


  3. [OK]ボタンをクリックして下さい。


備 考
〜 NetGenesisのSYSLOGの設定とSYSLOG表示ウィンドウの詳細設定について 〜
NetGenesisのSYSLOGの設定(メッセージタイプ)と、SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定は連動しません。
以下の例を参考にして下さい。
 例1) NetGenesisのSYSLOG設定のチェック   SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定のチェック
・LOG_WARNING
・LOG_NOTICE
・LOG_INFO
・ LOG_INFO
SYSLOG表示ウィンドウには「LOG_INFO」のメッセージタイプのSYSLOGメッセージのみが表示されます。
NetGenesisに設定した「LOG_WARNING」、「LOG_NOTICE」のSYSLOGメッセージは、SYSLOG表示ウィンドウに表示されません。

 例2) NetGenesisのSYSLOG設定のチェック SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定のチェック
・ LOG_INFO ・LOG_WARNING
・LOG_NOTICE
・LOG_INFO
SYSLOG表示ウィンドウには「LOG_INFO」のメッセージタイプのSYSLOGメッセージのみが表示されます。
SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定で「LOG_WARNING」、「LOG_NOTICE」にチェックを入れても、NetGenesisの設定の「LOG_WARNING」、「LOG_NOTICE」にチェックが入っていないためです。



12-5 ステータスモニタ


ステータスモニタの表示手順と設定等について説明します。

以下を参照して下さい。

 ・ステータスモニタの起動手順
 ・ステータスモニタ画面の説明


ステータスモニタの起動手順

以下の手順で、ステータスモニタを起動して下さい。

  1. NWG統合ツールの起動画面でNetGenesisを選択して、[Monitor]ボタンをクリックして下さい。


  2. 「起動中...」のメッセージの後に、ステータスモニタの画面が開きます。



ステータスモニタ画面の説明

ステータスモニタに表示される項目について説明します。
NetGenesis Plusをご利用の方は、ステータスモニタの「シリアルポート1」をモデムポート(内蔵モデム)、「シリアルポート2」をシリアルポートとして扱って下さい。

[モニタ開始]、[モニタ停止]ボタン
 → モニタを開始、もしくは停止します。
IPアドレス、ニックネーム表示欄
 → モニタするNetGenesisのIPアドレスとニックネームを表示します。
ソフトウェアLED
 → データの送受信及び、接続状態を表示します。
TX
TX
送信状態を表示します。
緑色のときは送信中を、灰色のときは未送信を表します。
RX
RX
受信状態を表示します。
緑色のときは受信中を、灰色のときは未受信を表します。
CD
CD
接続状態を表示します。
緑色のときは接続中を、灰色のときは未接続を表します。
OUT IN
   
発信/着信を表示します。 
「OUT」で黄色のときは発信で接続中を表します。
「IN」で水色のときは着信で接続中を表します。
空欄で緑色のときは専用線接続により常時接続中を表します。
空欄で灰色のときは未接続を表します。
接続時間
 → 回線接続時間を表示します。
接続モード
 → NetGenesisの接続モードを表示します。
状態
 → 回線の接続状態を表示します。また、接続したISP名称(設定した名称)や接続先から自動取得したIPアドレスも表示されます。
また、「RASサーバーIP接続」で動作している場合には、未接続時には「呼び出し待ち」を、接続時には接続したユーザー名を表示します。
回線速度
 → 回線の接続速度を表示します。
接続速度を表示できない場合は、NetGenesisのボーレート(DTE速度)を表示します。
「回線の速度(Bps)」の下の欄には接続時にモデム/TAから送られてくる、先頭が「CONNECT」または「CARRIER」の文字リザルトを表示します。(モデム/TAのinfファイルの仕様によっては数字リザルトで表示される場合があります。)
統計情報
 → 送受信バイト数を表示します。
[クリア]ボタン
 → 送受信バイト数をクリアします。
[設定]ボタン
 → モニタするシリアルポートの選択及び、モニタ更新間隔の設定を行います。
設定ボタンをクリックすると「動作設定」画面が表示されます。
モニタ更新間隔を5秒単位で入力し、モニタするシリアルポートを選択して[OK]ボタンをクリックして下さい。
[簡易表示]ボタン
 → 簡易表示モードに移行します。
簡易表示モードに移行すると[簡易表示]ボタンは、[詳細表示]ボタンに変わります。
[詳細表示]ボタンをクリックすると、詳細表示モードに戻ります。
[終了]ボタン
 → ステータスモニタを終了します。