１５－１．QoS設定

15-1.QoS設定

任意の通信を優先させるための設定について説明します。

本設定を行うことにより、外部公開用サーバーの通信を優先させることや、特定のパソコンの通信を優先させること等が可能となります。

ポートベース優先度を設定した例）

・	通信速度が遅い回線では、QoSの効果が低減する可能性があります。
・	極めて高い負荷が発生した場合、QoSの効果が低減する可能性があります。

　
【設定画面と設定項目】

メニューの「HUBポートの設定」の中の［QoS設定］をクリックして下さい。
「QoS設定」画面が開きます。

　
以降、「外部公開用サーバー（L1（LAN1）ポート）の通信（データ送信）を "優先度：高" とし、WAN側へ優先して送信する例」を元に、各設定項目について説明します。

［QoS機能を使用する］

QoS機能を使用する場合、チェックを入れて下さい。

［QoSモード］

［▼］をクリックしてQoSモードを選択して下さい。

ポートベース	：	HUBの各ポート毎に優先度を割り当てます。

タグベース	：	端末側から送信される（L1（LAN1）～L8（LAN8）ポートが受信した）パケット中の「IEEE 802.1p QoSタグ」によって、優先度を割り当てます。「QoSタグが無いフレーム」の場合、「ポートベース」の優先度になります。

［優先度の設定］

［QoSモード］で「ポートベース」を選択した場合の優先度を設定します。
［▼］をクリックして "高" "中" "通常" "低" を選択して下さい。

	L1～L8	：	HUBのLAN1～LAN8ポートです。

＊	QoSモードで［タグベース］を選択した場合、QoSタグのプライオリティ値によって、4段階の優先度となります。「QoSタグが無いフレーム」の場合、上記の各ポートの優先度になります。

［送信スケジュールの設定］

［▼］をクリックして送信スケジュール（優先度："高" "中" "通常" "低" の送信比率）を選択して下さい。

一定比率	：	"高：中：通常：低" を 8：4：2：1 の比率で送信します。

高優先	：	"高" のフレームを先に送信します。（"中通常低" は送信されません。） "高" のフレームが無い場合、"中：通常：低" を 4：2：1 の比率で送信します。

高中優先	：	"高" のフレームを先に送信し、"高" のフレームが無い場合は "中" のフレームを送信します。（"通常低" は送信されません。） "高" と "中" のフレームが無い場合、"通常：低" を 2：1 の比率で送信します。

常に優先	：	常に優先度の高いフレームを先に送信します。優先度の高いフレームを送信している間、優先度の低いフレームは送信されません。

設定が完了した後、［設定］ボタンをクリックして下さい。

全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの	設定の更新	をクリックして下さい。

"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。

引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。